あなたは世界が混乱していることを
ニュースや新聞を通して理解しているのでしょうか?
それとも自らの内部の混乱を徹底的に調べて
理解しているので外から情報を入手せずとも
世界が混乱していることを知っていますか?
私たちの内部が断片的であるかぎり
私たちのとる行動は断片的なので
必ず矛盾や衝突をもたらします
内部の惨めさ、悲しみ、孤独、野心や欲望
葛藤や矛盾、怒りや憎しみを終わらせないかぎり
世界が変わることはありません
※『世界の混乱は私の混乱』
『無秩序で混乱した私たちの行動』
1つの願望が別の願望と対立し
1つの欲望が別の欲望と対立する..
この無限ループの中で人は日夜努力し疲弊し
葛藤しこの葛藤が苦しみや暴力をもたらします
そしてバラバラのかけらの一片が
『秩序が必要だ、抑制せよ』と命じます
しかし指令するその断片もまた
他のかけらと性質は同じなので
秩序をもたらすことはできません
盲目の指導者が混乱する者を導くように
混乱は混乱しかもたらさないのです
※『混乱している私・断片的な私』
『矛盾だらけの行動 vs. 後悔しない行動』
一つの断片が他の断片を抑えこもうとするとき
そこには抑え込むものと抑え込まれるものという
二元性が生じます
しかし抑え込もうとしている断片も
他の断片と同じ性質をもつことを
理解すると二元性は消滅します
したがって抑制や葛藤は生じることはありません
※『努力・葛藤・抑制のない自由な生』
例を挙げましょう
私が自分の暴力性を自覚しているとします
なぜなら私には大きな野心があり
常に人と比べて競っているからです
劣等感と優越感を抱えながら
私は人より上へ行こうと日々
格闘しています
劣等感を抱く相手には憎しみや嫉妬を覚え
優越感を抱く相手には冷たい態度をとります
そんな自分が嫌で暴力性を抑え込もうとしますが
コントロールしようとしている自分と暴力に
違いがないことに気づきます
というのは私は暴力と別個ではないからです
コントロールしようとする私もまた
暴力的だからです
暴力そのものである私が自分の暴力性を
どうにかすることなどできません
私にできることは性質にとどまることだけです
それはつまり暴力性を見つめることだけなのです
二元性が存在しない以上
それを抑え込んだり強制したり
できる'誰か'はいないのです
そこには暴力的な私以外存在しません
※『不毛な努力・不毛なコントロール』
『感情はコントロールできないもの』
『非二元・「ありのままのあなた」だけが存在する』
悲しみや孤独、野心や欲望、葛藤や矛盾
怒りや憎しみを自分自身としてみるとき
私は悲しみそのものであり野心そのものであり
暴力、怒り、憎しみそのものであることを
理解します
感情を批判したり正当化しないで
徹底的に見つめるときその情熱的な観察が
私の心の中をキレイにします
※『気づき・アウェアネスの大切さ』
『あるがままを見つめるにはイメージを手放す必要がある』
「あなたは愛に溢れた存在で内なる神を宿して
いるのだから何もしなくていいんだよ
ありのままで完璧なんだよ」と感傷的な
ことを言うニューエイジの指導者が
大勢いますが何もせず欲望にまかせた
結果が現在の惨めで混乱した私たちであり
世界なのです
ですから感傷的な概念に満足しないでください
概念に慰められてはなりません
彼らはあなたの利己性を正当化してくれはしますが
惨めで競争的なあなたはこれからも続いていきますし
葛藤しては苦しむ人生を送ることになります
※『ありのままのあなたで完璧って本当?』
☑ 事実は人は暴力そのものです
☑ 事実は私たちは悲しみであり憎しみであり怒りです
☑ 事実は私たちは残酷で自己中心的です
☑ 事実は私たちは世界で起きている出来事に無関心です
この事実から目を背けずに
あなた自身の内側をしっかり観察しましょう
悲しみや貪欲さ、無関心さを見つめるのです
こうして内部にその物語を語らせましょう
私たちは感情と自分を分けて
『これは良い、良くない』
と始終分析ばかりしますが
内部に物語を語らせていません
否定や肯定ばかりしていたら
感情の声は十分に聴きとれません
感情の叫びを聴きとれてないから
自分のことがわかっていないのです
※『あなたという物語を読む』
『自己理解は自己観察によって生まれる』
内部をありのまま見つめるときだけ
内部にあるものを一掃することができます
内外の混乱の原因である心がキレイになると
心は秩序正しくなります
秩序は外から手を加えるものではなくて
カオスが終わると生まれるもののです
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