悲しみ、苦しみ、憎しみ、嫉妬
劣等感、優越感、葛藤、寂しさ等
を抱えて殆どの人は生きています

これらの感情を切り離すから
あなたと感情の間に対立が生まれ
心にいつまでも嫌な感情が
居座り続けることになります

あなたから感情を切り離すと
分離が生じ分離のあるところ
必ず対立が生まれます

あなた vs. 感情

※『不毛なコントロール
 『分離のあるところには対立がある
  を併せてお読み下さい



感情は内面から生まれるので
感情はあなたの一部である筈なのに
あなたは自分自身から感情を
切り離してそれを抑えたり
逃げ回ったりできる分身
作り出します

とは言っても..

あなたがというよりは
感情をコントロールしなさい!
という伝統的な教えが
幼い頃からあなたの心に
深く刻み込まれているから
感情が生まれると咄嗟に
抑え込もうとしたり
逃げ回ったり批判したりします

これが大半の人がいつまでも
感情から自由になれない理由です

※『感情はあなた
 『刷り込み・条件付け
  を併せてお読み下さい



事実は...

感情はあなたの一部であり
あなた = 感情 なので
対立はどこにも生じようはなく
従ってこれまで対立によって
無駄にされてきたエネルギーが
あなたの内に使われずに残ります

このとき感情を抑制しようとも
何らかの解決法を見出そうとも
していないのであなたは
疲弊していません

あなたはエネルギッシュです

だからあなたそのものである感情
しっかり見つめるパワーが
あなたにはあります

このようにして注視すると
感情は瞬く間に消えます

※『感情を注視する
  を併せてお読み下さい



繰り返しになりますが
自分から感情を切り離し
抑え込んだり何かに逃避したり
感情に独自の解釈をしたり
友人や精神科医に相談したり
しているかぎり人は
感情から自由にはなれません

コントロールしたり
解決法を探すことに大忙しで
自らの感情をじっくり見つめる
機会がないからです

感情を注意深く観察するためには
今やっていることを全てストップして
立ち止まらなければなりません

※『注視すると怒りから自由に
  を併せてお読み下さい



心の動きに刻々と気づいていれば..
心の動きを注意深く観察していれば..
感情に苦しめられることはありません

というのは心に注意を払うと
感情になる前の感覚を見逃さず
キャッチできるからです

感覚とはフィーリングです



フィーリングは感情とは違います

フィーリングは生き物として
当然の感覚です

風に触れて気持ちいいとか
太陽の光を浴びると
気持ちがいいとか
美しい風景や人をみたときの
感覚、初対面の人と話すときの
緊張感、寒さや暑さの感覚
カッとなったときに体に走る
センセーションは何も
悪いことではありません

ただ感覚に思考が絡むと
とても厄介なことが起こります

感覚に思考が介入すると
感情が生まれるからです

感覚+思考=感情

※『感情と感覚について
 『怒りとセンセーション
  を併せてお読み下さい



フィーリングに思考が絡むと
思考は快を求め
不快を避けようとするので
苦しみや悲しみの温床である
願望が生まれます

苦しみや悲しみをもたらす
この願望を生じさせないためには
思考が絡む前の感覚に
とどまることが大切です

思考が介入して
感覚が感情に変わる前の
心の微細な変化に気づくことが
苦しみや悲しみを生まないためには
必要不可欠なのです

これができると
感覚が感情に移行することはなく
人は感覚だけを味わいます



それは夏にシャワーを浴びたときの
爽快感や寒さを感じるときの震えと
似た類のフィーリングであり
あなたを苦しめるものではありません

つまり心の微妙な変化に
気づいてさえいれば
恐怖、悲しみ、孤立感、絶望感
寂しさから自由でいられるのです

※『思考が感情に命を吹き込む
  を併せてお読み下さい



感情は不注意なときに生まれ
注意深いときには顔を
出さないものなのです

生きているかぎり
誰だって感覚は感じますが
それにとどまることができれば
感覚が感情に化けることはなく
人はあらゆる感情からいつも
自由でいられるのです

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☆☆

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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