「機械的な思考」「習慣」「単調な行動」が脳を退化させる

思考はいつも利己的で機械的

私たちの思考は機械的です

同じ音楽を、毎回毎回演奏しています

誰かにひどい事を言われたら
自分も同じようにひどい事を言います

優しくされたらこちらも優しくします

このように私たちは自分の快になるか
不快になるかを考えて行動を決定します

そしていつも自分のことばかり考えています

※『利己的な思考を観察する』

思考だけでなく行動も機械的

宗教戦争も国と国の対立も私たちが生まれるよりも
前に起こったことなのに依然として私たちは
相手を敵とみなし相手の過去の行いをを決して忘れません

先祖の伝統を受け継ぎそれを決して疑おうとしません

先祖が行ってきたことに疑問を感じることなく
教会や神社に行って祈ります

私たちは迷信を信じます

よく見てください

私たちは過去を繰り返しています

私たちの思考・行動はこんなにも機械的なのです

※『機械的な行動』 　『宗教・指導者・助けを求めるのは何故?』

機械的・習慣化した脳は退化する

このように私たちの脳は習慣化しており機械的です

習慣というのはどれも反復的で機械的です

そして反復的で機械的な行為は脳を鈍くします

こうして脳は退化していきます

機械的・習慣的行動をとるときの脳は鈍感

あなたが毎日掃除を「こなす」ときそれは
注意しなくてもできるので思考は活発になります

思考が巡っているときのあなたは注意散漫です

というのはあなたの意識は「いま」ではなく
思考に飛んでいるからです

掃除をしてはいますがあなたの意識はそこありません

「今」にいないあなたの脳は鈍感です

もう1つ例を挙げます

あなたが通勤途中に考え事をしているなら
意識は「今」にいないので空や雲の様子
鳥のさえずりや子供の笑い声に気づくことはできません

思考そしてそこから生まれる反復的な行為は
あなたを『現在』から連れ去ってしまうのです

結果あなたの精神/脳は鈍感になります

あなたの瞑想が機械的なら、それも脳を鈍くします

反復する行為・機械的な行為は脳を鈍くし
狭めてしまうので全方向への気づきを邪魔します

※『気づき・アウェアネスの大切さ』

機械的な行動をとっているとき脳はサボっている

習慣に関しての記事でもお伝えしましたが
ルーティンを繰り返せばよいだけときの
脳は瞬時の判断をしなくてすむので
怠けていられるから不注意で鈍いのです

つまり...

いつもの習慣を繰り返すだけの脳は
鈍くなり退化していくのです

では脳を活発にするにはどうしたらいいのか...

※『良い習慣・ルーティンはない』

習慣が脳は退化させると気づいた脳は目覚める

習慣が脳を退化させるという事実を理解した脳は
瞬時の行動をとります

脳はもはや眠ってはおらず目覚めていて、しかも俊敏です

毒蛇に出会ったらあなたは咄嗟にその場から離れるでしょう？

それと同じように...

危険を察知した洞察があなたに瞬時の行動を促すのです

繰り返し演奏される頭の中の音楽～
思考～や日々の単調で機械的な行動が
脳を退化させているという事実を知ると
その洞察があなたに瞬時の行動をもたらします

※『洞察について』

目覚めた脳は瞬時に正しい行為がとれる

ですから思考をどのようにして止めるのかが
問題なのではありません

あなたが思考の正体をはっきりと見るとその理解から
思考を静かにするという瞬時の行動が生まれます

ただしあなたが見るかどうかが問題ですwww

空腹なときそれはあなたにとって事実ですか？
それとも概念ですか？

勿論、空腹は事実ですよね！

同じように機械的で習慣的な思考が脳を退化させるという事実を
あなたは本当に事実として見れていますか？

それともそれはあなたにとって概念ですか？

概念なら瞬時の行動は起こりません

毒蛇がリアルにいないときには
咄嗟の行動が生まれないのと同じです

※『頭で理解しただけでは正しい行動は生まれない』

同じことを繰り返す思考の正体をつかむ

だから思考の正体を調べましょう

あなたが思考の限界を理解するとき
思考は大人しくなり脳は眠りこけていないので活発です

脳が活動的でないときだけ脳は退化するのです

つまり...

機械的で習慣的な思考から自由なときのみ
脳はあらゆることを素早く感知する鋭敏さをもつのです

関連記事：
思考の正体を洞察する
活動的な脳は問う・調べる
事実を観察する鋭敏な精神
単調な毎日にサヨナラすると娯楽に逃避しなくなる
心は変えようとしても変わらないが理解すると変わる

☆☆

相談を承っております

詳細はこちらをご覧ください
→オンライン相談について