私たちは次から次へ、信じるものを変えてゆきます
信頼していた人が自分の信頼に値する人では
なかったとわかるとまた別の人を信じます
その人に裏切られると直ぐにまた
別の人を信じます
※『疑うことも信じることもしない』
わたしの家系はイスラム教徒で
子供の頃からイスラム教徒として
わたしは育てられてきたとします
あるときイスラムの教義に疑問を持ち
イスラム教であることをやめます
そしてエキゾチックな香りのする
仏教にのめり込んでみたものの
またもや疑問が沸いてきます
確かなものを求めてわたしは
神秘的なインドへに向かいます
そして人々から聖者と呼ばれている
グルにハマります
そしてまたグルを信じられなくなり
別のグルに指示を仰ぎます
※『何も信じない:信念・信仰を手放す』
『宗教に頼らない・従わない・依存しない』
あるいは...
当たると評判の占い師から
オーラが見えるというスピリチュアリスト
評判の心理カウンセラーや精神科医に
夢中になり次から次へと飽きもせず
渡り歩いています
このように人は自分の信じる対象を
疑うことはあっても自らの思考を
疑うことはありません
信じる対象は変えても
信じることそのものを
問いただしてはみません
※『健全な脳は問う・疑う』
『全てを疑う・問う・調べる』
信念や信仰の中身を調べないかぎり
自らの思考を疑って調べてみないかぎり
確実性から不確実性へ
不確実性から確実性へという
果てしのない旅は続くのです
信仰・信念の全構造を調べて
虚偽を理解するときのみ
その旅は終わりを告げます
人から人、物から物、思想から思想
宗教から宗教、方法から方法
グルからグルへと渡り歩く
無益な活動は終わります
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