信念・信仰という無益な活動から自由になる

2019/02/17

思考 瞑想 問う 疑う

t f B! P L


私たちは次から次へ、信じるものを変えてゆきます

信頼していた人が自分の信頼に値する人では
なかったとわかるとまた別の人を信じます

その人に裏切られると直ぐにまた
別の人を信じます

※『疑うことも信じることもしない


わたしの家系はイスラム教徒で
子供の頃からイスラム教徒として
わたしは育てられてきたとします

あるときイスラムの教義に疑問を持ち
イスラム教であることをやめます

そしてエキゾチックな香りのする
仏教にのめり込んでみたものの
またもや疑問が沸いてきます

確かなものを求めてわたしは
神秘的なインドへに向かいます

そして人々から聖者と呼ばれている
グルにハマります

そしてまたグルを信じられなくなり
別のグルに指示を仰ぎます

※『何も信じない:信念・信仰を手放す
 『宗教に頼らない・従わない・依存しない
 


あるいは...

当たると評判の占い師から
オーラが見えるというスピリチュアリスト
評判の心理カウンセラーや精神科医に
夢中になり次から次へと飽きもせず
渡り歩いています

このように人は自分の信じる対象を
疑うことはあっても自らの思考を
疑うことはありません
     
信じる対象は変えても
信じることそのものを
問いただしてはみません

※『健全な脳は問う・疑う
 『全てを疑う・問う・調べる



信念や信仰の中身を調べないかぎり
自らの思考を疑って調べてみないかぎり
確実性から不確実性へ
不確実性から確実性へという
果てしのない旅は続くのです

信仰・信念の全構造を調べて
虚偽を理解するときのみ
その旅は終わりを告げます

人から人、物から物、思想から思想
宗教から宗教、方法から方法
グルからグルへと渡り歩く
無益な活動は終わります

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☆☆

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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