自己理解は自己観察によって生まれる

2019/03/13

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事実をありのままに観察する



例えばあなたが嘘をついたとします。

友人をかばう為だっだなどという、
ありとあらゆる形で、
自分の噓を正当化することなく、
罪悪感を感じることなく、
嘘をついたという事実をありのままに、
観察することができますか?

自分の嫉妬を「嫉妬なんてみっともない」
「私をこんな気持ちにさせる相手が悪い」
などと言って批判や正当化などせずに、
嫉妬が花開くままに、
観察することができますか?

抱きたくない感情がわき起こるとき、
あなたは動揺したり、
感情を抑えようとしたり、
仕事や娯楽などに逃げ込んで、
感情を消そうするのに必死なので、
感情に向き合うことはありません。


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自分自身を理解する



自分の中に沸き上がった感情と向き合わないかぎり、
自分自身を理解することはできません。

自分自身を理解するとは、
心理学や行動学、脳科学について、
学ぶことではありません。

自分自身を理解するとは家族や恋人、
仕事仲間や友人との関係において
自分の心の動きや反応を、
刻刻と観察することです。


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機敏な精神



絶えず動いている生を理解するには、
常に動き続ける感情や思考を理解するには、
精神は機敏でなければなりません。

動きについていけるだけの
機敏な瞬発力のある精神が必要です。


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葛藤からの自由



伝統や信念、意見や結論やイデオロギーで、
毎分毎秒の注意を必要とする生に対応しても、
葛藤を生み出すだけです。

常に動いている現在に、
固定された過去で対処しようとする時、
必ず葛藤が生じます。

  

葛藤のない人生、対立や衝突しないで生きるには、
対立物を生じない事実のみを、
観察する機敏な精神が必要です。

葛藤や衝突は内部が断片していると生じますが、
機敏な精神で物事(事実)を注視するなら、
葛藤や衝突から自由に生きることができます。





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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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