世界は混乱しています。
人類が地球に誕生して5万年以上経った今でも、
戦争はいまだに起こっていて、人々は互いに対立しています。
科学技術や医療の発展は驚く程であるにも関わらず、
私たちの内面は5万年前とそんなに変わっていないようです。
事実、世界も私たちの内面も混乱しています。
世界では常に戦争が起こっており、
私たちはその内部において葛藤と闘っています。
外の世界が内面の表れであるのなら、
私たちの内部が根本的に変わらないかぎり、世界は変わりません。
私たちの内部では一体、何が起こっているのでしょうか?
内部を偽りなく見る為にはまず
世界で起こっていることを精確に見なければなりません
なぜなら私たちが内部から始めると、
「わたし」は簡単にだますからです。
内部の観察から始めると「わたし」は、
ありのままを自分色に染めて観察します。
「たまに怒ったり憎んだりするけどそんなに酷くない」と
このように内面で起こっていることを、
正当化や評価を加えずに、偽りなく観察することは困難です。
起こっていることを正確に見るには、
正直でなければできませんが、
私たちはあまり正直ではないため、
内面をありのままに観察することはできないのです。
ですから、外側から始めるのです。
世界で起こっていることを歪みなく観察することの方が、
自己観察より比較的容易だからです。
つまり、内部を歪みなく観察する為にはまず、
外側で起こっていることをあるがままに、
観察しなければならないのです。
世界では何が起こっているのでしょう?
世界では戦争、貧困、苦しみ、憎しみ、宗教上の対立、
国家間の対立、イデオロギーの対立、暴力、差別があり、
社会は腐敗しており、正義はもはや存在しません。
もしかすると私たちの内面でも同じような恐ろしいことが、
起こっているのかもしれません。
✓ 怒りはありますか?
✓ 苦しみ・憎しみはありますか?
✓ 孤独を感じますか?
✓ 自分のこと、夢や成功、願望、野心で一杯ではありませんか?
✓ 信仰ゆえに他者との間に分離がありませんか?
✓ 国家と一体化し、自らを日本人だと思っていませんか?
✓ 意見や概念、信念をもっていませんか?
✓ 心理的な権威(霊的指導者・グル・哲学者・心理学者)に、
依存していませんか?
私たちの内部は上記のものでいっぱいです。
世界で起こっている出来事を川の流れに例えると、
流れの勢いをより一層強めているのは[私たち]です
私たちが内部のがらくたを片付けず、
さらなるがらくたを付け足しているなら、
世界で起こっている戦争、競争、暴力に、
私たちは加担していることになります。
ですから私たち自身の内部で起こっていることの全てを、
言い訳せずにしっかりと観察しましょう。
しっかりと見てその無意味さ・恐ろしさを理解しましょう。
何よりも先ず、私たち自身の変容が、
必要不可欠であることをしっかりと感じましょう。
※『変わりたいのに変われない理由は利己性にある』
自らの内部を観察することも、
利己的ではないのかと指摘されるかもしれませんが、
私の内部は私以外の全ての人の内部と、
本質的に変わりはありません。
私たちは皆、恐れ、苦しみ、何かに到達しようともがき、
努力し挫折し失望します。
大切な人を失った悲しみや、
喜びや楽しみも全人類と共有しています。
ですから自分の中身を調べることは、
人類全体の中身を調べることなのです。
私たちは個人的な悲しみや苦しみ、恐れを、
調べているのではありません。
人類全体の悲しみ、苦しみ、恐れ、不安といった、
意識全体に取り組んでいるのです。
私たちは意識全体を調べようとしているのです。
※『あなたの意識は全人類の意識』
勿論、肌の色や背格好、性別は皆、違います。
しかし内面において、私とあなたという二元性は
本当に存在するのでしょうか?
二元性は概念ではありませんか?
二元性は概念であることに気づくと、
私たちはまず、自分自身からスタートします。
内部で今まさに起こっていることを、
顕微鏡で覗くように起こるままを見ることから始めます。
そのためには、あらゆる専門家を脇へ置かねばなりません
人の考えで一杯のあなたが、
自らの内部をありのままに観察することはできないからです。
あなたの観察は、専門家の考えに歪められるからです。
※『非二元:「ありのままのあなた」だけが存在する』
哲学者、ユングやフロイトなどの心理学者、霊的指導者・
グル・牧師・僧侶・心理カウンセラーといった、
いわゆる専門家が人間の内部について、
あれやこれやと語っていることがたとえ論理的だとしても、
それは実際にあなたの中で起こっていることではありません。
ですのであなたの精神の拠り所である、
キリストや仏陀、グルや信仰、その他
全ての教えや書物と手を切らねばなりません。
これらを手放さないかぎり、
あなたは内部で起こっていることを
ありのままに見ることができません。
彼らの結論や意見、概念というフィルター越しに見ても、
あなたの内部を正確に見ることはできないのです。
従ってあなたは精神的に、一人で立たねばなりません
誰にもどんな書物、聖典にも頼ることはできません。
一切の杖を葬り、一人で立ちましょう。
これから一緒に一人で立つとはどういうことなのか、
ブログを通して一緒に探究していきましょう。
自らの内部を共に調べながら、
その一切を一掃することは可能なのか調べていきましょう!
そして葛藤や苦しみから自由な生を生きましょう!
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