世界の問題・混乱を見つめる
世界の問題を私は見ます
世界の混乱を私は見ます
競争をあおる腐敗した社会を見ます
欲と利得に基づく恐ろしい社会を見ます
ありのままに私は直視します
そうして居ても立ってもいられずに
社会事業や社会奉仕、政治改革に乗り出します
しかしそうするなかで気づいてしまいます
社会だけでなく私自身も混乱していることに..
私も恐ろしく利己的であることに..
社会同様、私も腐敗していることに..
混乱している人は社会に混乱を生み出します
だから内部の混乱を何とかしなければ
私の行う活動は社会に混乱を生み出す
だけだと、私は理解します
※『無秩序で矛盾だらけの行動に気づきましょう』
社会の腐敗を自分の内に見る
私はこの真実を見ます
世界を滅ぼしつつある原因が
自分の中にあるということを..
私の内部からそれを追い出さなければ
何をしてもさらなる混乱を招くだけ
だということを理解します
世界の問題は即、私の問題であり
世界の混乱は私の内面の混乱で
あることがハッキリわかります
※『世界の混乱は私の混乱』
内面の混乱が外の世界に混乱をもたらしました
世界の混乱の全責任が自分にあることを
私はしっかりと見ます
この恐ろしい事実から逃げません
モンスターのような社会を生み出した責任が
私にはあるからです
※『自分と世界を見つめる』
内面を徹底的に調べる
私は心を調べはじめます
世界のあらゆる問題の根源が
自分の心にあるような気がするからです
自己欺瞞に陥らないよう
私は中身を注意深く観察します
というのも私は内部に思考という
荒馬を飼っているからです
思考はこう囁きます
・ お前が変わったって世界が変わるのか?
・ 世の中なんて簡単に変わらないよ
・ 人間は変わらないよ
・ 過去に偉人はいたけど世界は変わってないだろう?
・ 楽しめ、気の滅入るなことばかり考えてないでさ!
・ みんなと同じように普通に生きろよ
・ 欲望はあるよ、人間だから
思考を観察する
思考の動きを受け入れたり批判せず、観察します
美しい花びらを眺めるように見つめます
そうして気づきます
思考は泡のように現れては消えていくことに..
思考は自らが知っていること以外
反復できないことがハッキリしてきます
あなたもご自分の思考を観察してみてください
そうすると思考はオウムのように
同じことしか囁けないことがわかります
思考の囁きを通して、自分自身を理解し始めます
なぜなら思考は私そのものだからです
※『思考の正体』
『思考に気づくと思考は止む』
『思考のおしゃべりに耳を傾ける』
思考を理解する=自己理解
思考を理解することで私は自分のことを理解します
というのは経験や知識、伝統、習慣、記憶....
この全てが私だからです
注意深く観察していくと思考の中身は
全て過去だということがわかります
これまで私は過去を通して
現在を見ていたことを発見します
そうして気づきます
過去を通して現在を見ているかぎり
目の前に繰り広げられる出来事を
ありのままに見ることはできないことに..
過去が止まなければ現在を理解することは
できないことを洞察します
※『洞察について』
『今に100%生きる』
こうして過去が混乱の原因であることを理解します
過去つまり思考があらゆる混乱の原因だったのです
断片した過去の情報同士がぶつかって
葛藤している心を観察します
・ Aという欲望 vs. Bという欲望
・ Aという考え vs. Bという考え
・ Aという意見 vs. Bという意見
・ Aという感情 vs. Bという感情
・ Aという知識 vs. Bという知識
分裂しているから葛藤する
内部の分裂→ぶつかって葛藤する→混乱
このサイクルが終わるには
過去の一切が止まねばなりません
この事実を私はハッキリ見ます
こうして思考の虚偽を見抜くと思考は静かになります
これまでのように闇雲に騒いだりしません。
自分自身について徹底的に調べているあいだ
思考は静かであることが私にはわかります
※『思考がスローダウンすると..』
鋭利な観察が混乱を終わらせる
注意深い観察によって思考が静かになると
心の混乱が止んでいることに気づきます
思考が混乱の原因だったわけですから
思考が大人しくなると混乱はなくなるのです
思考を注意深く見つめると
混乱の大本である思考が沈黙するので
混乱は取り除かれ秩序が生まれます
思考が静かなときには、起きている出来事を
思考の介入なく見ることができるので
混乱を生み出さない適切な行動をとることができます
※『矛盾だらけの行動 vs. 秩序ある行動』
『無秩序な思考を手放すと秩序が生まれる』
混乱を終わらせられるのはあなただけ!
心が混乱状態かどうかを調べるためには
私たちはひとりで立たなければなりません
自分自身を学ぶには誰かに従ったり
頼っていてはダメなのです
誰かに従うとき私たちは彼の目、彼の理解
彼の結論を通して自分の内面を観察するので
観察は彼の色に染まります
よってそれは事実とは異なります
あなた以外の人に、あなたの内部の混乱を
終わらせることはできません
※『結論に至ってはいけない理由』
『自己理解は自己観察によって生まれる』
刻々と変わりゆく内面を観察する
内部はアメーバのように毎秒変化しているのに
過去の情報でそれを理解することは不可能です
既知で未知は理解できません
ですから政治的指導者、霊的指導者、グル、僧侶
牧師、心理学者、哲学者、思想家という
ありとあらゆる専門家を退け
何にも汚染されてない透明な目で
自らの内部を見つめましょう
そうしなければ内部の混乱を
終わらせられないばかりか
世界の混乱に加担すことになるのです
※『あるがままに見るとは?』
混乱の根っこを焼き尽くす
世界の混乱を終わらせるためにはまず
私たちひとりひとりの内部の混乱を
終わらせなければなりません
そして心の混乱・矛盾・葛藤を
終わらせるためには心を注意深く
観察しなければなりません
あなたはこのことを理解したでしょうか?
全ての杖を取り払って独りで立たなければ
自分自身を理解することはできない、
という事実を見てとれましたか?
このことを本当に理解すると
あなたはあらゆるものから離れます
既存宗教からも専門家からも...
美しい孤高の虎のようにひとり立ちます
世界のあらゆる問題の根っこである
心の混乱・矛盾・葛藤を焼き尽くして
一緒に平和な世界を築きましょう
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