生においてなぜここまで楽しみや快楽が重要になって
しまったのでしょうか?
快楽とはどんなもの・・・?
✔ 性的快楽
✔ 所有する快感
・お金やモノを所有する
・好きな人を自分のものにする
・経験を積む
・知的快楽…知識を貯めこもうとする
✔ 人を助けることで得られる気持ち良さ
・ボランティア
✔ 力を手にする喜び
・地位
・人を支配する
・人気を集めることの喜び(名声etc)
・ひとかどの人物になることへの快感
・肉体や精神を抑制できるという快感
・霊的なパワーを手に入れることへの喜び
✔ 神を求めることの喜び
・献身の喜び
✔ 究極の幸せを手に入れたいという願望
快楽が行動だけでなく私たちの生全体を
支配していることに気づいているでしょうか?
そうして出来上がったのが現在の腐敗した世界です
関連記事:混乱の原因である自己・セルフ
快楽の追求が冷たい世界を作ってしまった
快楽はそれぞれ対立して葛藤・努力・衝突・争い
をもたらします
食べたいけど痩せたい、成功したいけど努力したくない
というように快楽同士がぶつかって心に葛藤をもたらします
また、勝つことで得られる快楽が負けたくないという
気持ちを生み、他者との間に衝突を引き起こします
快楽の追求はどれも非常に個人的、自己中心的なので
利己的な人間だけでなく利己的な世界を作り出します
利己的な世界とは各々が自分のことだけに関心を持ち
自分以外のことには無関心である社会です
このような冷たい社会が貧困や環境問題を
生み出しているわけですが殆どの人は無関心なので
弱い者の叫びが彼らに届くことはなく
深刻な問題を解決されないままなのです
しかしひとたび自分たちの楽しみが何らかの形で
奪われたり抑え込まれたりすると
私たちは非常に攻撃的になります
そこから怒りや憎悪、不満が生まれます
このように苦しみや怒り、憎しみに満ちた世界が
現在私たちが住んでいる世界です
この冷たい世界はひとえに私たち一人ひとりが
己の快楽を追求してきた結果出来上がったのです
快楽が私たちに何をしてきたのか
目を逸らさずにしっかりと見てください
恐怖と快楽は同じコインの表裏
私たちが快楽を追い求める背後には、必ず恐怖があります
✔ 孤独への恐れ
✔ 愛されないことへの恐れ
✔ 不安への恐れ
✔ 何者でもないことへの恐れ
✔ 安定、安全を失うことへの恐れ
✔ 不足感への恐れ
✔ 貧しくなることへの恐れ
恐怖があるとき精神・心は腐敗する
恐れから自由でないかぎり人は必ず腐敗します
不安を取り除いてくれる誰か
寂しさを紛らわせてくれる誰か
究極の幸せを約束してくれる観念や指導者(僧侶 etc)
価値ある人間であると思わせてくれる誰か
稼げるようにしてあげると約束してくれる誰かに
あなたは恐怖があるかぎり搾取されてしまいます
ですので何かを求めるときには
自分がなぜそれを求めるのかを丁寧に調べましょう
求める心、恐れる心を見つめる
願望の背後にある恐怖に気づきましょう
するとあなたは事実と向き合うことができます
事実とはあるがままの心です
恐れや貪欲さ、野心でいっぱいの心が
あなたのあるがままの心でありそれが事実です
あるがままの心と向き合うと
あなたは心をようやく理解するようになります
理解し切るとあるがままの心は新生するわけですが
詳しくはこちらをお読み下さい
関連記事:自己理解は観察によって生まれる
理解が欲望をふさわしい場所に置く
心を理解すると恐れの構造、欲望の構造が
明らかになるので欲望はふさわしい場所に
落ち着き生の大半を占めることはなくなります
欲望に振り回されることがなくなるわけです
つまり、いま心にある葛藤や混乱はなくなります
ですから快楽を求めるかぎり恐怖から逃れられず
葛藤や混乱は必然であることを理解しましょう
恐怖と快楽は一緒にやってくることを理解しましょう
関連記事:執着の全構造・メカニズム
成功と恐怖はコインの裏表
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