私があなたのことを本当に理解したいのであれば、
意見や偏見で一杯になっている頭の中を空っぽにして、
あなたに向き合わなければなりません。
あなたの話を聞いているとき、
自分の経験や考えに照らし合わせているのなら、
わたしはあなたの話を本当に聴くことはできません。
私は常に自分の知識・経験・意見の声に耳を傾けているので、
あなたの話を完全に聴くことはできないのです。
自分の思考の声が大きくて、あなたの声が聞きとれません。
わたしが返す言葉を考えながらあなたの話を聞くなら...
どんなアドバイスをしようか考えているなら...
あなたの話よりも自分が次に話すことに意識が飛ぶので、
あなたの話を注意深く聴くことはできません。
自分の悩みや悲しみで一杯のときにも、
わたしはあなたの話を聞くことはできません。
自分の野心や快楽で一杯のときにも、
あなたの話に耳を傾けることはできません。
自分のことで一杯のときに、
どのようにして思いやりをもつことができるでしょう?
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気づき・アウェアネスの大切さ
私たちは思考の騒音に慣れ過ぎてしまい、
友達の話にも恋人の話にも
完全に耳を傾けることができなくなっています
これでは誰とも深く関わることはできません。
誰とも本当に繋がることはできず、
理解し合うことはできません。
このように上辺だけの付き合いしかもたないことが、
私たちの寂しさや孤独の原因ではありませんか?
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自分のことを考えているかぎり、
相手との間にある深い溝は永遠に存在します。
自分のことを考えているかぎり、
深い悲しみと孤独を拭い去ることはできません。
何が悲劇かというと、
真の関係をもっていないことに私たちが気づいていないことです。
あなたは恋人のこと、家族のこと、友達のことを
理解している、良好な関係を築いていると思っています。
しかしあなたの理解は、思考を通した理解であって、
恋人や友人、家族のあるがままの姿を理解してはいません。
あなたの理解と彼らのありのままの姿にはギャップがあり、
ギャップのあるところには必ず衝突が生まれます。
あなたが知識や偏見というフィルターを通さないで、
ありのままの彼らと向き合わないかぎり、
彼らを理解することはできないので、
いつか必ずぶつかることになります。
知識や偏見、イメージで一杯のフィルターを取り除きましょう。
目の前の相手と本当に向き合うために!
深く交わるために
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