あなたがこう言われたとします
「お前はなんて浅ましいんだ、貪欲な奴だな」
するとあなたは動揺して彼に怒りを感じます
「どうしたらそんな酷い事を言えるんだ！」と
頭の中で彼の言葉が何度も繰り返され
あなたはさらに激怒します
彼の言葉がどうしても頭から離れません
考えれば考えるほど怒りは強まります
※『思考の音楽に耳を傾ける』
あなたはこのように反応するかわりに....
「お前はなんて浅ましい奴なんだ」
と言う相手の表情や声のトーンに
全注意を払うのです
というのは全注意を払うとき
思考は働かないので
相手の言葉に腹を立てる
【自己】はいないからです
思考が停止しているときには
あなたがいつも『わたし』と呼ぶ
自己はいません
つまり
あなたはあなたの思考であり
あなた = 思考 = 自己なので
思考が大人しいときには
腹を立てる者はいないのです
※『観察すると憎しみは消える』
思考は【自己】です
繰り返しになりますが自己は
あなたがいつも『わたし』と
呼んでいるものなのであなた=思考です
だから思考が止んでいるとき
あなたの「わたし」はいません
ですから怒りを抱く自己が不在なので
怒りを感じることはありません
※『気づき・アウェアネス』
『気づき・アテンション』
ゲームに熱中しているとき
あなたは我を忘れませんか？
さっきまでの寂しさを忘れてませんか？
それはゲームに没頭しているとき
あなたの「わたし」がいないからです
寂しさを感じていた「わたし」を
ゲームが吸い取ってくれませいた
ゲームが「自己」を取り除いてくれたのです
あなたが壮大な山を見るとき
その壮大さが自己を吸い取ります
そこに『わたし』は存在しません
変なスピリチュアルだと思わないでください
肉体としてのあなたは勿論いますよ
そこにいないのはあなたがいつも
自分と呼んでいる『わたし』です
それは一瞬かもしれません
しかしそのときあなたは我を忘れます
そのとき自己・エゴはいません
ですから怒りを感じたときには
全注意を払いましょう
すると怒りを感じていた自己はすぐ
どこかへ行ってしまい怒りは消滅します
今度、試してください
※『怒りをコントロールしないで見つめる』
どんなことであれ全注意を払うとき
思考者そのものである自己は
大人しくなるので感情も思考も
同時に消えてなくなります
全注意が思考を沈黙させ感情は霧散します
というのは全注意があなたの「わたし」
つまり自己を焼き尽くすからです
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