思考の正体をつかんで手放すと現在〈いま〉に出会える

2019/01/30

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自らの思考を理解することなしに、
自分自身を正しく理解することは
できないのではないでしょうか?




思考とは一体何でしょうか?



私たちは日々な様々なことを考えていますが、
思考とは何でしょうか?

そして思考はどのようにして起こるのでしょう?



※ 皆さんも考えて下さい



あらゆる出来事・経験・痛み・悲しみ・喜びは
脳に刻み込まれ、記憶となりその記憶から
私たちは行動します。

記憶がなければ、考えることはできません。

脳に経験や知識の蓄積がなければ、
思考することは不可能です。





蓄積されるものはすべて過去



蓄積されるものは過去です。

脳に蓄積されたものは一秒前のものでも、
過去といえます。

ですので思考に沿って行動するかぎり、
私たちの行動は常に過去に基づいているのです。

過去が行動を決定するので、
私たちは過去に生きていることになります。





過去のフィルターを通して現在を見る



・ 彼女の話し方はなんか気に障る
・ なぜかわからないけど彼のことが嫌い
・ 僕をいじめた人に雰囲気が似ているあの人は苦手
・ 悲しい経験はもう二度としたくないので、
  人と深く関わるのはご免だ

このように私たちが過去を通して現在を見ているかぎり
ありのままの出来事を正確に見ることはできないので
理解することもできません。

勿論、思考は悪さをするばかりではありません。





思考が作り上げてきたもの



思考は外科手術、医薬品、科学技術の発展に
貢献してきました。

パソコン・机・椅子・住居・電車・飛行機など、
私たちが快適な生活を送るのを可能にしてくれるものを
思考は沢山作り出してきました。

一方思考はイメージや国家という幻想も
作り出しました。

共産主義・民主主義・社会主義・イデオロギー・
思想・伝統・教義・儀式・神・仏といった
幻想を思考が生み出しました。







思考は常に限定され断片的



思考は過去に基づいているため、
常に限定され断片的で混乱しており時間に縛られます。

時間に縛られている思考が時間を超えたもの
無限のものを求めて、神を作り出しました。

しかし自らが時間に縛られる思考が何を生み出そうと、
それは必ず時間に縛られます。

思考が作り出すものは全て、
その範疇を超えることはできません。

つまり思考が時間を超えることは不可能です。

だから神・仏も時間の領域を出ません。

だから思考・時間を超越するために
時間に縛られている神を求めても、
思考・時間を超えることはできません。


関連記事:人はなぜ神を求めるのか





思考は過去のものの結果



このように思考を調べていくと、
思考は過去のものの結果だということがわかります。

思考はまさにあなたそのものなので、
あなたは過去のものだということになります。

思考はこのように常に古い存在であり、
思考を介している限り自由はないことを理解したとき、
洞察は生まれます。

洞察があなたの中身を、思考を一掃します。

思考から自由になるとき、
私たちはようやく「今」と向き合えるのです。





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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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