自分自身について学ぶことの大切さを理解すると
人は自らの内面を見つめはじめますが
あるがままの心を観察するためには
正しい観察がどういうものかを
理解しなければなりません
普段の観察
私たちの普段の観察は歪んでいます
通りを歩いている人を観察するとき
「服が素敵だ」とか「青色がきつすぎる」
などとジャッジするとき、私たちは
相手を十分に観察できていません
「もっと目が大きかったらな~」
「口が小さかったらな~」などと
鏡に映る自分に文句を言うとき
自分の顔をきちんと見つめることはできません
※『判断せずありのままの相手を見つめる』
偏見・先入観が観察を阻む
批判や先入観、偏見があると
物事をありのままに見ることはできません
私たちの判断・批判・好き嫌いは
育った環境や両親の趣味、受けた教育
文化や伝統によって違いますが
これは常に限定的で偏りがあるため、
あなた色に染まった眼鏡をとおして
物事を見ていてもその観察は
あなた色~主観~に染まります
歪みなく観察するためには
あなた色に染まった眼鏡を
外さなければなりません
※『思い込み・先入観・偏見をなくす』
相手を正しく見る
インド人に嫌悪感を抱いているとします
このときあなたはインド人の彼をありのままに
観察することも理解することもできません
嫌悪感が正しい観察を阻むからです
相手を理解したいと強く思っていたら
あなたは先入観や偏見を片づけないでしょうか?
彼のことを知りたいという熱意があれば
あなたのその熱意が嫌悪感を退けるはずです
情熱があなたの先入観を終焉します
ですから力づくで先入観を一掃しようとする
必要はないのです
【先入観をもっていては相手を理解できない】
という事実を理解するとその洞察が嫌悪感を一掃します
※『心は理解すると変わる』
『洞察が瞬時の行動を生む』
情熱が明らかにする
内面の観察についても同じです
心に生じた感情を批判したり
嫌悪したり正当化したりしないで
心で起きていることをありのまま
見つめましょう
理解したいという情熱をもって
内面を見つめるとその徹底的な観察が
一切の条件付け~批判・判断・先入観~
を焼き尽くします
※『条件付けについて』
『観察という激しい雨が心の汚れを洗い流す』
情熱をもつときのあなたは
エネルギーで満ち溢れています
その情熱が正しい観察を可能にし
心の中身が明らかになると同時に新生します
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