生きている実感がわかない人、毎日がつまらないと感じる人へ

2020/07/22

気づき 観察 思考 生きる

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なぜ私たちはジェットコースターに
乗るのでしょう?

なぜ私たちは命の危険のある
ロッククライミングや雪山の登山に
魅了されるのでしょう?

それはこれらの状況下では
人は『いま』に100パーセント
いることを余儀なくされるからです

自分の進む一歩一歩に
命がかかっているので
今に集中しなければ
命を落としかねません

人は現在(いま)に生きる機会を
無意識に求めているのです



ではなぜ人は今に生きることを
求めているのでしょう?

それは...

生きているという『実感』を
得たいからです



普段の私たちの頭脳は
様々な考えが交錯していている為
実際には今に生きていません

思考が活発なとき
人は今にいることなんてできないし
思考に夢中になっている時には
精神(感覚)は鈍くなっているので
生の美しさに気づけません

つまり私たちの普段の感覚は
思考によって鈍重になっているのです

だから感覚が鋭敏にならざるを得ない
極めて危険な状況に身を置いたり
感覚を刺激することによって
生きている実感を得ようとするのです



今にいるとき感覚は非常に
研ぎ澄まされるので
精妙な生の美しさを感じ取ります

今にいるとき人は
あらゆることに敏感です

親しい人の微妙な変化にも
美しい自然の風景にも十分に
気づくことができます

今にいるとき私たちは
感覚器官を通して
生きていることを
強く実感するのです

※『刺激を求める』を
  併せてお読み下さい





一流のスポーツ選手は
『ゾーン』に入る経験を
することがあると言います

今に100%いなければ
『ゾーン』には入れません

普段、私たちの感覚は
視覚や味覚といった
1つか2つだけの感覚が
優位に働いていますが
『いま』にいるとき
思考や感情が意識から消えるので
~自己が消えるので~
思考の支配を受けなくなった
身体の機能がフルに働きます

だから彼らは今にいる瞬間
自我という枠から解き放たれて
ハイレベルなパフォーマンスを
発揮することができるのです



話が逸れましたが..w

感覚が刺激されることによって
感じることのできる
生きているという感覚を
人はいつも求めています



しかしもし...

ロッククライマーや
登山家、パラグライダーが
日常生活において今に100%
いることができたらどうでしょう?

彼らは危険なことに敢えて
挑戦しなくなります

彼らは日々『いま』を生きているので
意図的に危険な場所に赴いて
今にいる体験をしなくていいからです

彼らの感覚は日ごろから鋭敏なので
あえて危険な場所に行って
感覚を刺激する必要はないのです

※『単調な毎日からの逃避
  を併せてお読み下さい



私たちも同じです

私たちが普段の生活において
思考に夢中になるかわりに
今という瞬間に生きるなら
ジェットコースターに乗ったり
ホラー映画や泣ける映画を観て
意図的に感覚を刺激する
必要はなくなります

わざわざ感覚を刺激しなくても
感動するために美術館に行かなくても
今に100%生きることで
生きている喜びを日々
感じられるからです

※『止まない思考』を併せて
  お読み下さい



ですから『いま』に100%生きましょう

するとあなたは気づきます

精神や感覚が鋭敏になることに..

思考が静かになることに..

苦しみや悲しみや悩みが
消えてなくなることに..



今に100%いるとき
あなたの心は静かです

というのは思考が作動していないから

透き通る空の青さが
風のないときの湖面に
映し出されるように
生の美しさはあなたの心が
静まるとき心に現れるのです

『いま』を生きることで
あなたは生きる喜びを感じ
生の美しさに出会えます

ジェットコースターのような
束の間の感覚ではなく
映画のように2時間で
終わるようなものでもなく
生き生きとした感覚を日々
味わうことができるのです

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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