先ほど自由でいるためには受け入れないことが
大切だという記事を投稿しましたが
カウンセラーなる人が
「苦しみ・悲しみを受け入れなさい」
と言うのを耳にしませんか？
しかしこのブログでは真逆のことを伝えています
というのは苦しみを受け入れると
それを純粋に見つめることも
苦しみから自由になることも
できないからです
あなたは苦しみと一生付き合って
いかなければならなくなります
その理由をこれから詳しく
見ていきましょう
※『苦しみからの自由』
受け入れるということは
それはそこにあって当然で
誰もが感じるものだと
結論づけることです
そして結論に至ると人は
苦しみがなぜ存在するのか
ということを突き詰める
情熱を失ってしまいます
つまり...
苦しみを受け入れるということは
苦しみから自由になれる扉を
自分で閉めてしまうことなのです
あなたが推理小説を読んでいるとします
小説を読んだ私が犯人について
うっかり喋ってしまうと
あなたは知らないまま
読み進めるときに感じる
ワクワク感や興味はもうありません
同様に、苦しみを受け入れるとき
苦しみから自由になるために不可欠な
情熱・探究心をあなたは失うのです
だからどんなことも受け入れてはなりません
たとえそれが権威ある哲学者や心理学者
精神科医のアドバイスであろうと
彼らの知識は本に書かれた知識であり
自分自身の心に潜って発見した
知恵ではありません
知識で心は理解できません
過去で現在を理解することはできないのです
知識というのはどれも過去であり
過去でしかない知識を握りしめ
それに誇りさえ感じている専門家に
現在進行形のあなたの心を理解
することなど到底できません
なぜなら豊富な知識を通してしか
彼らはあなたを観察できないからです
いくつものバイアスがかかっているので
目の前にいるあなたを純粋に
理解することはできません
あなたを見る彼らの目は
知識によって歪められるので
ありのままのあなたを
捉えられません
※『知恵と知識の違い』も併せてお読み下さい
あなたの心はあなたにしかわかりません
あなたが自らの内面に潜って
心・精神・思考の動きを
観察しないことにはわからないのです
ですから外部からの助けは必要ありません
※『なぜ助けを求める？』も併せてお読み下さい
ただ....私たちは助けてもらうことに
慣れ切っています
精神科医に宗教指導者に仏典に道徳に
政治家に経済学者に実業家に医者に
どのように生きるべきか
どのように歩きどんな食べ物を食べ
どのようなエクササイズをし
何を買うべきで買うべきでないか
何を考えどのように考えるべきか
どのように行動すべきか....を
指示されることに慣れているので
自分で探究する力を失っています
しかし外側の助けに頼っているかぎり
自分の足で立つことはできないのです
あなたが外に助けを求めたがために
あなたを助けられると主張する
専門家が次から次にあなたの前に
現れてあなたをダメにしてしまいました
探究する力を再び自らの手に
取り戻すためにはあなたは
何にも誰にも依存してはなりません
誰にもですよ！
杖を使って歩いていてはいつまでも
自分の足で立つ脚力はつかないように
道徳・常識・宗教者の観念に基づいて
行動しているかぎり、正しい行為というものを
あなたは知ることはできないし
知識とは関係のない優しさや愛
という性質を知ることはできません
外側の権威に頼り切っている精神は
しっかりと目覚めていません
しかし自己について学ぶためには
精神は目覚めていなければなりません
眠っていては学べないのです
何ものをも受け入れることなく
常に問い疑い要求し探究する
精神だけが事実に向き合うことができます
※『問う精神』も併せてお読み下さい
事実と向き合えるのは受け入れる精神ではなく
問い探究する精神です
苦しみを決して受け入れることなく
それがなぜ存在するのか...
苦しみから自由になれるのかを
問い探究する精神だけが
苦しみから自由になれるのです
そのような精神は思考では到底つかめないもの～
愛・自由・知恵・秩序に～触れることができます
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