ポジティブ思考・ネガティブ思考という言葉に惑わされないで!

ネガティブ思考・ポジティブ思考という言葉を
よく耳にしますがネガティブ思考、ポジティブ思考
というものは本当にあるのでしょうか？

プラス思考やマイナス思考というものが
あるのでしょうか？

一緒に調べましょう

ネガティブorポジティブ思考は思考の動き

ポジティブな考え方が素晴らしいと
繰り返し伝えられ、多くの人は
それを一種の固定観念として信じています

しかし...

ネガティブ思考もポジティブ思考も
思考の動きに変わりありません

思考は分離するのが得意中の得意だから
天国と地獄、神と人を分けたように
自らをポジティブ思考とネガティブ思考
に分けました

※『思考が分離し分類する』



人は知識や経験に基づいて思考します

読んできた書物や興味ある分野
経験してきたことが記憶として
脳に保存されそれを基に思考します

だからどんな思考も過去に基づいています

ポジティブ・ネガティブに関わらずです

思考は未来のことを考えることはできますが
未来についての思考もまた過去の情報に
基づいています

ですからどんな思考も過去に縛られている
ことがわかります

つまり思考は過去なのです

思考は断片的で利己的

思考の一部である知識は常に
付け加えられ得るものなので
知識は常に断片的で限定されます

よってそれを含む思考もまた断片的です

私とあなたの思考は受けた教育や育った環境
興味の対象によって異なり、それは
「自分」の好きなこと・必要なことを
付け足して自らを更新します

つまり思考は幾千もの昨日に色付けられているのです

このように私たちは日々経験や知識を
頭脳に貯えており中心には常に私たちが
「わたし」と呼んでいるエゴがどっしりと
座っているためどんな思考も利己的です

※『利己的な思考について』

思考は分離・混乱・衝突をもたらす

断片的なものはどんなものでも
分離・混乱・衝突をもたらします

つまり思考は分離・混乱・衝突の原因なのです

ですからポジティブ思考・ネガティブ思考というと
良い思考・悪い思考というものがあるように
思い込んでしまいますが、どんな思考も
偏りがあり断片的だということが
事実であり思考に良い悪いもないのです

常識や道徳もまた思考の産物であり
そんな偏った思考が作った概念に
沿って多くの人は行動しているのです

そして良い悪い、ポジティブネガティブ
を判断するのも頼りない思考なのです

だから断片的な思考が判断する善し悪しは
どんなものでも疑ってかからなければ
物事の本質は掴めないのです

思考の構造と限界を理解する

思考が有益な分野はもちろんあります

仕事や勉強、手紙を書いたり会話をするとき
思考は大いに役立ちます

思考の正体をきちんと理解すると
必要な際には効率的に働き、
それ以外は大人しくなります



つまり....

思考の危険を洞察すると
毒になるときには思考は止むのです

どういうことかというと....

思考に基づく行為が混乱をもたらすことがわかると
あなたは思考が作動する瞬間に気づくことができます

あなたが気づくと思考は止み、
それに左右されない自由な行動が生まれます

※『思考の正体を洞察する』
　『自由に生きる：思考・過去からの自由』

思考からの自由

危険を理解すると思考が静まるので
思考に左右されない自由な行動がとれます

思考に左右されることの危険を理解すると
ポジティブ思考という言葉に
もう惑わされることもありません

ですから大切なことはあなたが
思考に基づいて行動するかぎり
あなたの行為には偏りがあり
そのため混乱が生じるということを
しっかりと理解することなのです

この【理解が】行動を指示します

思考ではなく理解があなたを導くのです

※『洞察が行動を生む』



こうして思考から自由になると
あなたが過去に縛られずに生きることができます

過去そのものである思考から自由なとき
あなたは大きな荷物をようやく降ろして
悩みや苦しみから解放され、伸び伸びと
軽やかに生きることができます

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