利己的な人間関係を見つめてその薄っぺらさを暴く

2019/03/15

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あなたの現在の人間関係がどのようなものであるか、
あなたは理解していますか?

両親との関係、子供との関係、恋人や奥さんとの関係、
友人や職場の人との関係がどのようなものか、
把握していますか?

その関係を見つめるにあたって「こうあるべきだ」
とか「なんて薄っぺらい関係しか持ってないんだ」
と言って背を向けないで、あのままの関係を見つめて下さい。

なぜなら私たちが他者とどのように関わっているのか、
正確に見つめなければ、関係に変化は起こらないからです。

変化が起こり得るのは、
あなたの現在の人間関係であって
あなたが理想とする関係ではありません。

ですからご自身の人間関係を、
深く掘り下げて調べ始めないかぎり、
ここに書かれたことを読んでも、
ただの言葉・概念でしかありません。

ここからはどのように人間関係を
調べていったらよいのか見て行きましょう。





両親や子供との関係



・どんなことでも話せる関係ですか? 
 それともお互いの間にある一定の距離がありますか? 

・大事に育ててくれたから愛しているのですか? 
 あなたが生んだ子供だから愛しているのですか?
 それともあなたの愛は動機のない愛ですか?

彼らに依存していますか? 彼らに執着しているのですか?
彼らと一体化しているのですか?

依存・執着は愛でしょうか?





夫婦・恋人関係



・恋人や奥さん、旦那さんとの関係はどうですか? 

・互いの利害関係によって成り立ってはいませんか? 
  ・寂しさや孤独を感じないですむパートナー
  ・快楽を満たしてくれる人
  ・身の周りの世話をしてくれる
  ・生活の面倒を見てくれる

・喜び・楽しみを与えてくれるか否かで
 相手を選んでいませんか?

このように利己的な考えが基になって、
築かれた関係ではありませんか? 

利用関係は愛ですか?

愛ではなくて嫉妬や執着ではありませんか? 


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その他の人間関係



・友人、職場の上司や同僚との関係はいかがですか? 
・表面的な関係ではありませんか? 

・自分に利益をもたらす人と人脈を築くことに
 必死になっていませんか? 

・損得で付き合う相手を決めてはいませんか? 

・その関係に相手への思いやりはありますか? 

・ライバル心、競争心、闘争心、劣等感や優越感は
 思いやりと相容れない感情ではありませんか? 

このような感情を抱く関係を、関係と呼べますか? 
それとも数字だけネット上だけの友達ですか?





利己的な関係



このように調べてみると、
私たちがもつ殆ど全ての関係は利己的です。 

まずは自分が大事! 

相手が何を与えてくれるかくれないかによって
殆どの人間関係が築かれていませんか?

このような関係は利用関係であり
市場での売買と何ら変わりありません。

このような関係が果たして関係と呼べるでしょうか? 

誰もが自分という中心から成り立つ関係が
本当に安らぎや生の喜びを与えてくれるでしょうか?





真の関係



本当に大切な話ができる友達、
自分の抱える深刻な問題について
心を開いて話せる友達はいますか?

ご自身の悩みや苦しみ、悲しみを
包み隠さずさらけ出せる友達はいますか?

  • 自分の内面で起こっている様々な感情について
  • 世の中で起こっている事柄について
  • 生きることについて
  • 愛や自由について

深刻な問題について共に情熱をもって
話し合える友達はいますか?

あなたが利己的な関係しかもたないなら、
そのような友達はいないでしょう。





表面的な関係が人を孤独にする



そのような信頼関係をもたないことが、
私たちの孤独の原因です。

これこそ利己性がもたらす孤独であり、
表面的な関係が人をより一層孤独にするのです。

ですからあなたの人間関係を深く見つめましょう。

あなたの人間関係を理解するとき、
あなたの利己性が他者との関わりに
どのように作用しているのかを理解するとき、
他者との関係に変容が起きます。

そのためにはあなたの情熱を、
観察に注ぐ必要があります。

すべての人間関係に、
あらゆる角度から観察の光を当てなければなりません。






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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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