利己的な愛が執着・嫉妬・依存の原因

私たちの愛とは？

私たちが「愛している、大好きだ」と言うとき、
どのような意味で言っているのでしょうか？

• 外見がタイプで性的に魅了されている
• 自分のことを第一に考えてくれるから、相手の好意に応えている
• 独りだと寂しくてたまらないから、愛してくれる人といたい
• 相手がいることで自己肯定できる
• 話し相手が欲しい 
• 触れ合いに飢えている

このような自分に都合のよいものが愛と呼べますか？

利己的な愛

私たちの愛は相手から何を得るかが基準となっており、
非常に利己的です。

私たちはこれを愛と呼びます。

「彼 / 彼女を深く愛している」と言います。

しかし数年経つとどうなるでしょう？

見た目がドストライクだった相手の顔が、
間抜けに見えてきます。

単調な繰り返しの性的反応、
相手との会話や喧嘩に飽きてきます。

それでも私たちは、相手に強く執着しています。

殆どの人が愛だと思っているものは執着

実際に私たちが強く執着しているものとは何でしょうか？

自分が作り上げた相手のイメージではないですか？

• 自分の面倒をみてくれる妻・恋人
• 家庭を任せられる妻・恋人
• 小言は嫌だけど料理が上手い妻・恋人
• 仕事だけに集中させてくる妻・恋人
• いつも支えてくれる妻・恋人
• ワガママだけど見た目が美しい妻・恋人
• 性欲を満たしてくれる妻・恋人

このように自分で築き上げた相手のイメージに
あなたは執着しているのではないですか？

そして相手もまた自分の築き上げたイメージに
執着しているのです。

• 休みの日にデートに連れていってくれる夫・恋人
• 生涯、連れ添ってくれる夫・恋人
• 嫌な所も沢山あるけど暮らしを守ってくれる夫・恋人
• お金をもって帰ってくる夫
• 優柔不断だけどわがままを聞いてくれる夫・恋人
• 理屈っぽくて傲慢だけど高学歴・高収入の夫・恋人
• うるさいけど寂しさを紛らわしてくれる夫・恋人

このようなイメージ同士の執着を私たちは
「互いに大事に想っている」と言います。

相手を大事に想うとは？

本当に相手を大事に想うのなら、どうするでしょう？

• 相手を傷つけますか？
• 口やかましくガミガミ言いますか？
• 相手に、怒りや苛立ちを感じますか？
• 自分の性的欲求を満たす為に、相手を利用しますか？
• 喧嘩しますか？
• 嫉妬しますか？
• 執着しますか？
• 依存しますか？

本当に相手を大切に想っているとき、
私たちは上記のことをしません。

そうするならあなたは相手のことを、
本当に大切には想っていないのです。

このように考えてみると、
私たちが本当に大事にしているのは悲しいかな、
お金・地位・所有物くらいではないでしょうか？

自分のことだけが大事なのではないですか？　

ご自分に正直になって問うてください。

上に挙げたことを一切しないなら、
あなたは相手を本当に愛しています。

真の愛に嫉妬・執着・喧嘩・怒り・痛みが、
存在する場所はありません。





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