あなたには葛藤がありますか?
あるならそれは、
あなたの内部が分裂していることを意味します。
あなたの内部がバラバラなとき、
断片同士が対立して、あなたは葛藤します。
葛藤すること
①本当は食べたい、でも思考はダメだと言う
②貪欲なのに、思考は寛容であることを望む
③暴力的なのに、思考は非暴力を実践する
④優しくないのに、優しくなろう思考は努力する
⑤怒りっぽいのに、思考はコントロールしようとする
⑥真理に達したい願望と性欲の間で葛藤する
葛藤の正体
このように私たちは沢山の葛藤を抱えていますが、
葛藤の正体は何でしょう?
私たちの内部に断片化をもたらすものは、何でしょう?
内部に断片化をもたらすのは、常に非現実のものです。
内部で実際に起こっていることに取り組むとき、
そこに二元性はありません。
先程の葛藤を詳しく調べて行くと....
① 内部にあるのは食べたい欲求で、
食べちゃダメというのは思考の声であり、
現実に起こっていることではない
② 貪欲だということが事実であり、
寛容であるべきだという考えは、
あなたがどこかで仕入れた概念で事実ではない
実際のあなたは貪欲であり、
事実はそれだけで寛容でありたい、
という願望は思考の働き
③ ②同様、暴力性が現実で、非暴力は概念
ありのままのあなた=暴力的=事実
非暴力=概念
④ ありのままのあなた→優しくない→事実
優しくなりたいというのは願望(思考)で、
事実ではない
⑤ 怒りっぽいということが事実
怒りをコントロールしよう=思考の働き
⑥ 性欲を感じているということが事実で、
真理に到達したいというのは、
願望=思考の働きで事実ではない
事実は対立物を生まない
内部で起こっていることこそが、
あるがままの事実であり、
事実に向き合うかぎりにおいて、
私たちが葛藤に苦しむことはありません。
対立物が生じるのは事実から離れて、
概念に夢中になるときだけなのです。
つまり私たちは自分でこしらえた概念と、
闘っては葛藤に苦しみ、疲弊しているのです。
思考が作り出した「〜べき、~べきじゃない」
という観念が葛藤の原因であるという事実を、
理解するなら、全ての葛藤が終焉します。
関連記事
内部の分裂を理解する
自己矛盾の解決:葛藤を理解する
不毛な努力・不毛なコントロール
努力・葛藤・抑制のない自由な生&
分離のあるところには対立・葛藤がある
自己矛盾の解決:葛藤をもたらす安定願望
内部に二元性は存在せずあるのはありのままのあなただけ
0 件のコメント:
コメントを投稿