葛藤は事実から離れる時に生まれる

2019/03/05

イメージ 概念 葛藤 矛盾 混乱 逃避 思考 実践

t f B! P L






あなたには葛藤がありますか?

あるならそれは、
あなたの内部が分裂していることを意味します。

あなたの内部がバラバラなとき、
断片同士が対立して、あなたは葛藤します。




葛藤すること



①本当は食べたい、でも思考はダメだと言う

②貪欲なのに、思考は寛容であることを望む

③暴力的なのに、思考は非暴力を実践する

④優しくないのに、優しくなろう思考は努力する

⑤怒りっぽいのに、思考はコントロールしようとする

⑥真理に達したい願望と性欲の間で葛藤する





葛藤の正体



このように私たちは沢山の葛藤を抱えていますが、
葛藤の正体は何でしょう?

私たちの内部に断片化をもたらすものは、何でしょう?

内部に断片化をもたらすのは、常に非現実のものです。

内部で実際に起こっていることに取り組むとき、
そこに二元性はありません。





先程の葛藤を詳しく調べて行くと....


① 内部にあるのは食べたい欲求で、
  食べちゃダメというのは思考の声であり、
  現実に起こっていることではない


② 貪欲だということが事実であり、
  寛容であるべきだという考えは、
  あなたがどこかで仕入れた概念で事実ではない

  実際のあなたは貪欲であり、
  事実はそれだけで寛容でありたい、
  という願望は思考の働き


③ ②同様、暴力性が現実で、非暴力は概念

  ありのままのあなた=暴力的=事実
  非暴力=概念


④ ありのままのあなた→優しくない→事実

  優しくなりたいというのは願望(思考)で、
  事実ではない


⑤ 怒りっぽいということが事実
  怒りをコントロールしよう=思考の働き


⑥ 性欲を感じているということが事実で、
  真理に到達したいというのは、
  願望=思考の働きで事実ではない





事実は対立物を生まない



内部で起こっていることこそが、
あるがままの事実であり、
事実に向き合うかぎりにおいて、
私たちが葛藤に苦しむことはありません。

対立物が生じるのは事実から離れて、
概念に夢中になるときだけなのです。

つまり私たちは自分でこしらえた概念と、
闘っては葛藤に苦しみ、疲弊しているのです。

思考が作り出した「〜べき、~べきじゃない」
という観念が葛藤の原因であるという事実を、
理解するなら、全ての葛藤が終焉します。






関連記事
内部の分裂を理解する
自己矛盾の解決:葛藤を理解する
不毛な努力・不毛なコントロール
努力・葛藤・抑制のない自由な生&
分離のあるところには対立・葛藤がある
自己矛盾の解決:葛藤をもたらす安定願望
内部に二元性は存在せずあるのはありのままのあなただけ

このブログを検索

アーカイブ

自己紹介

自分の写真
真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ