あらゆることに不満を持ち続けることで
私たちは何物にも染まらず
腐敗せず自由に生きて
いけるのではないでしょうか？
しかし殆どの人が特定の
ことに不満を抱いていて
それを取り除くことに必死です
ですのでまずは私たちが
どのようなことに不満を
持っているのかを
見ていきましょう
私たちが抱いている不満
✔ 両親への不満
✔ 夫や妻、恋人への不満
✔ 子供への不満
✔ 友達への不満
✔ 容姿に対する不満
✔ 才能がないことへの不満
✔ 学校や仕事への不満
✔ 上司や同僚、先生への不満
✔ 生活レベルへの不満
✔ 住環境への不満
✔ 社会への不満
✔ 政治や政治家、体制への不満
✔ 権力への不満
✔ 既存宗教への不満
✔ 戦争や貧困、差別への不満
不満への一般的なアプローチ
このように私たちは何かしら
不満を抱えて生きていますが
あなたの不満は何ですか？
あなたが不満を取り除こうとしているか
満足感を得ようともがいているのか
あなたの不満に対するアプローチを
観察してください
あらゆることに対して不満な者は
満足を求めてはいません
特定の事柄に不満を抱いている
人だけが不満を解消しようと
必死になります
あらゆることに不満な精神
例えばあなたが
【家という家すべて】
に不満を持っているとします
そのときあなたはどんな家に
住もうとあなたの不満の炎は
消えることはありません
大きくて快適な家に住んでも
あなたの不満はなくなりません
しかし....
あなたが【現在住んでいる家】に
不満を持っているのなら
快適な家に引っ越すことで
不満は解消されます
同じように世界のどこにいても
世の中全体に対して不満であるとき
満足を得ようとか不満を取り除こう
とはしないのです
あらゆることに対して
不満である精神は決して
事実に抗うことはありません
もし不満を取り除こうとするなら
あなたはあらゆることに対して
不満なのでは決してなく
自分が取り除きたい不満を
解消したいだけなのです
空のない場所を探し求めて
彷徨うことはないように
すべてのことに不満である精神は
快を求める願望も不満を
取り除こうという願望もありません
このような炎は何かによって
かき消されることは決してなく
それ自体で独立しており
何かによって燃え上がったり
することはありません
不満の炎はいつまでも燃え続けます
不満はどこから来る？
私たちがあらゆることに注意を払い
調べなければ不満は生じません
不満の炎は敏感で繊細で目覚めている脳/精神という
燃料なしには燃え上がらないからです
現在の生き方や人間関係、自分の思考や感情の動き
社会の出来事を問うて物事の本質を捉えるときに
不満の炎は燃え上がります
そしてその炎は決して消えることはありません
特定の事に不満をもつ鈍感な精神
起こっている出来事に鈍感な精神は
あらゆることに不満をもつことはありません
鈍感な精神は腐敗した社会を見ても
ただため息をつくだけで
こんなものだろうと受け入れ
それ以上深く調べることはありません
関連記事：調べる・問う
不快なものを見たくない..
気分を害されたくない精神は
疑問も不満も持つことなく
ただ受け入れるのです
誰かが今の社会の冷酷さ・残酷さを
詳細に描写したとしても
それを見ることのできる
精密な顕微鏡を鈍い精神は
もちあわせていないのです
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鋭敏な精神は物事の真偽を見極める
全てのことに不満な精神は
物事の真偽を見極めることができます
その精神は意見や結論、権威や
プロパガンダから自由であり
どこにも安住しておらず
常にフレッシュで機敏で
変化に気づいています
このようにあらゆる物事を
何にも汚染されていない目で
観察するとき不満の炎は
燃え続けるのです
そしてそのときのみあなたは腐敗から離れて
独立して立つことができます
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利己性が世界に何をもたらすか
暴力が何をもたらしてきたか
腐敗がどのようにして生まれるか
野心をもつと人はどうなるか...
これらのことを調べることのできる
繊細な精神が利己性が忍び寄る瞬間を
逃さずにとらえ利己性を焼き尽くすのです
不満の炎を燃やし続けることによって
社会の腐敗、残虐さ、暴力性、利己性
という川の勢いに加担することなく
泥には決して染まらぬ蓮のように
不誠実な社会の中にあっても
美しく生きることができるのです
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