イメージを手放さない限り真の人間関係はない

2019/03/11

イメージ 概念 関係

t f B! P L

イメージ同士の関わり合い


私たちは相手に持っているイメージ通りに
相手が行動した瞬間、
『〇〇ってそういう所あるよね』と言います。

私たちがこのように言うとき、
自分の持っている相手のイメージと照らし合わせながら、
相手を見ているということです。

つまり私たちは相手のイメージと関わっているのであって、
目の前の相手ではありません。

イメージは過去の相手の言動から築き上げたものであり、
それは過去の情報で現在の相手とは異なります。


イメージを通して相手を見ると...


相手にもっているイメージを通して、
私たちは目の前の相手と接しているので、
相手の言動を正確に観察することは不可能だし、
相手を理解することはできません。

しかしイメージ通りのリアクションを相手がとったとき、
私たちは手柄でもとったかのようなドヤ顔で、
『彼女はやっぱり自分が思った通りの人だ』と言うのです。

小説家が自分の書いた本を読みながら、
「予想通りの展開だ」と満足気に頷くようなものです。

相手の言動がイメージに沿ったものであればあるほど、
私たちが築き上げたイメージは強固になります。


相手のイメージと実際の相手は異なります


私たちが過去であるイメージを通して現在を見ている限り、
現在とイメージとの間には必ずズレが生じます。

あなたの持つ彼女のイメージと、
実際の彼女にはズレがあります。

このズレがあるから、あなたと彼女は衝突するのです。

予想通りの行動・反応を彼女がとらないと、
あなたは彼女に対して苛立を覚えます。

これはあなたが実際の彼女を見ていないから起こるのであり、
彼女の取扱説明書に沿って彼女の行動を予測し、
彼女があなたの予想通りのリアクションをしないので、
彼女とぶつかるのです。


実際の相手と接するには、敏感な精神が不可欠


人間のように刻々と変わる生物を、
死物であるイメージで対処しようとするとき、
そこに必ず衝突が生まれます。

刻刻と変わるもの、生き物を相手にする時には、
で目覚めている脳、柔軟で機敏な精神で
対応することが不可欠です。

変わりゆくものを変わりゆくままに観察する時にのみ、
あなたはありのままの相手と接することができ、
相手との間に真の関係が生まれるのです

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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