政治を通して自己を観察して利己性を終わらせる

2019/03/04

権威 利己的な私 理解 洞察 事実

t f B! P L



私たちは政治は政治家に経済は経済学者に、
社会は社会学者に委ねていますが、
これらの分野も私たちの生の一部ではありませんか?

私たちは生の一部を専門家に丸投げする


私たちは生のひとつの分野である政治や経済を専門家に
委ねていますが、自分たちが不確かで頼りないから、
どうしたらいいのかわからないから、
専門家に頼り自らの責任を放棄して、
彼らが国を支配するのを容認しているのでしょうか?

このことはあらゆる分野において、起こっています。

私たちは指導者に従うこと、
専門家が導いてくれることを期待します。

そして彼らが自分たちの期待を裏切ると、
彼らを容赦なく批判します。

専門家の責任を問いますが、
自分たちは相変わらず無責任なままです。

社会に対しての全責任が、自分にあるとは思っていません。

人に期待するだけで何もしない


選挙では、この人こそは今回こそはと期待して投票します。

そして自分の投票した政治家が当選すると、
社会の情勢が良くなることを期待します。

自分は何も変わらずに、
政治家が社会を変えてくれることを期待します。

しかし甘いハネムーンが終わると、彼らを疑い始めます。

そして「イメージしてた人じゃなかった」
と私たちは後悔するのです。

こうして世の中は変わらないという結論に至り、
冷めた目で見るようになります。

もしくは新たなる『救済者』を求めて奔走します。

これが長年繰り返されていることです。

私たちが次の選挙に期待すること、
人間性のある政治家が現れることを期待することは、
長年の古いパターンに従うことなのです。

では私たちはどうすればいいのでしょうか?

外側ではなく内側に目を向けよう


私たちは外側から始めるのではなく、
内側から取り組むべきではありませんか?

私たち自身から始めるべきではありませんか?

どの政治家どの党が良いかではなくて、
自分の内に分離や争いの火種がないか
調べなければなりません

自分の内に火種があるのに、
あなたは政治家の不正を批判できますか? 

自分自身が腐敗しているのに、
政治家が腐敗していることをあなたは批判できますか?

内部が断片的なら誰かとぶつかる


私たちが政治、経済、社会、地域、自分の家族と、
あらゆることを分離して行動しているかぎり、
あなたの行為は必ず他者の行為とぶつかります。

ですのであなたの行為とわたしの行為を包み込む、
全的な行為が必要なのです。

あなたの行為とわたしの行為がぶつからないためには、
これらを全て含む全体的な行為が必要です。

どの分野とも衝突しない全的な行為が、
矛盾や争いをもたらすことはありません。

内部の利己性をしっかり見つめよう!


あなたが利己的なように政治家も利己的なのです

私たちが他の人より大切な人を守ることに必死なように、
政治家もまた国家や国民より自分の地位や名誉、
自分の利益、自分の家族を優先するのです。

私たちが家族や恋人の為ならどんなことでもやるのなら、
政治家も同じです。

自らの利己性に終止符を打たずして
戦争や政治家の悪行を憂いても状況は何も変わりません

ですから私たち自身の内部にある利己性を見つめて、
終わらせなければなりません。

そうでなければ私たちの全ての行為は、
自己に根付くことになり他者のそれと必ず衝突します

関連記事
世界の混乱は私の混乱
専門家があなたを愚鈍にする
混乱の原因である私・自己・セルフ
自己理解は自己観察によって生まれる
分離があるところには対立・葛藤がある
先入観を手放すとありのままの自分を観察できる
社会を変えたいなら自分が変わろう:社会問題を通して利己性を見つめる

☆☆

相談を承っております

詳細はこちらをご覧ください
オンライン相談について

このブログを検索

アーカイブ

自己紹介

自分の写真
真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

問い合わせ

名前

メール *

メッセージ *

QooQ