価値観を捨てると自由に生きることができる

昨日『価値観について』お話しましたが慌てて投稿したせいで
説明不足だったので少し手を入れましたので
昨日の２１時以前に読まれた方はもう一度読んでください

少しわかりやすくなっているかと思います

今回はもうちょっと「価値観」を掘り下げていきます

価値観を持つのは誰？

価値観を持つのは誰ですか？

それはあなたや私です

ではあなたや私とは具体的に何でしょうか？

「あなた」や「私」とは過去の総体です

あなたは過去の総体である

【あなたは過去の総体である】とはどういう意味でしょうか？

あなたはあなたが生きてきた数十年分の記憶です

つまり「あなた」はあなたがこれまで体験してきた
経験や知識で出来ています

だから『あなたは過去の総体である』と言えます

つまり私たち人間は過去で出来ているのです

※『わたしの正体』

価値観はどのように生まれるのか？

経験や知識を通して願望や理想、信念や信仰
というものが次第に出来上がっていくように
価値観もまた経験や知識によって形成されます

もちろん価値観はその時々の体験によって変わります

いろんな経験をし知識や情報を得ることで
私たちの価値観は少しずつ修正されながら日々変化します

価値観は過去に依拠する

価値観は変化はしますが.....

全ての価値観はどこまで行っても過去からは逃れられないのです

つまりどのような価値観も必ず個人の知識や経験といった
過去の色に染まるのです

価値観は過去に依拠し過去を栄養に育ちます

価値観は過去に制限されたものなのです

価値観を取捨選択するのは誰?

では新しい価値観を付け加え
古い価値観を捨てるのは誰ですか？

これも...私たちです

私たちの知識や経験が新しい価値観を付け足したり
修正したりしています

つまり過去が価値観を形づくり
過去が新しい価値観を付け加えているのです

過去が全てを決定する!?

過去があなたにどのような価値観を持つべきか、
またどのような信仰や信念を持つべきか
どのような願望・理想・ゴールを
持つべきかを指令しているのです

つまり私たちは過去から一瞬たりとも
自由ではないのです

過去に支配されていることに気がつくまで
あなたは過去に支配されたまま人生を送るのです

過去を背負う人生は虚しい

過去を背負っているが故に
人は新たなものに出会えないまま
過去に根付いた虚しい生を送ります

過去を背負っているから殆どの人は
愛や優しさを持たないのです

というのは…右手に過去(死物)を持ち
左手に愛(生)を持つことはできないからです

※『愛は利己性を落とした心に宿る』

過去から自由である心

新たなものに出会うためには
心は過去から自由でなければなりません

なぜなら過去に囚われた心は新たなものを知覚する
鋭敏さを持ち合わせていないからです

過去というフィルターを通して
モノや人や自然を見ているのですから
私たちの観察は必ず過去に染まってしまい
そのものが持つ美しさが知覚されることはありません

※『知識は人を鈍くする』
　『色眼鏡を外して見る』

気づきが自由をもたらす

自分の思考や持っている価値観や選択や行為の
全てが過去に染まっているという事実を知覚するとき
あなたは過去から自由になります

過去があなたの行動や考えや感情を
支配し理想や価値観を形作っている…

このことを洞察すると過去が作用する全行程に
あなたは気づくようになります

こうして全行程に気づくと
過去の働きかけはストップするので
あなたは過去から完全に自由になります

※『事実を知覚するとは?』
　『洞察が理想を終わらせる』

根本的な変容

日々の生活において経験や知識がいかに
思考・感情・行動を限定し支配しているかを
理解するとあなたは根本的に変わります

※『気づくと思考は沈黙する』

根本的な変容は過去を落とすと起こります

過去を大事に抱えているときに起こる変化は
過去に囚われたままなのであなたが変わっても
それは些細な変化でしかありませんが
あなたが過去そのものであることを洞察すると
あなたから過去は抜け落ちるので過去(←自我)は消滅し
あなたという存在はすっかり変わります



ここに書かれたことは実践するまで
理解することは難しいかもしれませんが
鍵となるポイントは「あなたが記憶の束である」
という苦い薬を飲みこむことです

これができればあなたは過去に支配されることのない
行動をとれるようになります

事実を見つめることができれば
過去からすっかり自由になれるのです

※『過去からの自由』
　『過去に染まらない行為』

価値観は概念にすぎない

そのときあなたにとって価値観とは
部分的な知識や経験によって
入念に作り上げられた概念でしかありません

だから手に掴むことさえできないものに従う
というような愚かなことはしないのです

その行為の愚かさを理解しているからです

価値観を持つということは過去に縛られること
だということがハッキリわかるからです

価値観の虚偽を見たあなたは価値観を持たないで生きます

つまりあなたは過去に囚われることなく
過去から自由に生きることができるのです

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