思考の暴走を一瞬で止めて正しい行為を生む! 『気づき』『注視』の力

2020/06/27

気づき 観察 思考 利己的な私

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気づくこと・注視することの大切さについて
これまで何度かお話してきましたが
気づくとき、注視するときに
一体なにが起こるのでしょう?

それはズバリ...

思考が静かになります! 思考が沈黙します

これが実はとても大切なのです



電車がホームを通過しているときに
話しかけられても聞き取れないけれど
シーンと静まり返ったところでは
小声でも聞きとれますよね?

これは頭の中にも言えることで
思考が活発だと~思考の音楽がうるさい~
感情や感覚の声が聞きとれませんが
思考が沈黙するとしっかりと
聞こえるようになるのです

だから気づくこと・注視することは大事です



例えば怒りを感じたとき..

怒りが沸き上がってきた瞬間に
全注意を払うと思考は働きません

しかし全注意を払っていないと
思考は勢いよくおしゃべりを開始します

そのおしゃべりの内容は...

『こんなことで怒ってはイケない』
『コントロールしなきゃ』
『この状況では怒って当然』
 というようなもので思考は
 怒りを否定したり正当化したり
 コントロールしようとして働きます



こうなるともうあなたは
怒りの声を聴くことができません

思考の声しか聞こえません

思考の声が大きくて
怒りが何を訴えているか
理解することができません

ですから注意を払うことが大事なのです

※『感情には伝えたいことがある
 『感情から逃げないで感情にとどまる



ある感情が沸き上がったときにはその感情に
子供の笑い声が聞こえたらその声に
心ない言葉を浴びせられたら
相手の表情や声のトーンや言葉に
思考がおしゃべりを始めたら思考に
全注意を払います

あらゆることに刻々と注視します

このように起きていることに
刻刻と注意を払っていると
沸き上がる感情に敏感に
気づけるようになります

誰かに怒りを感じたときには
呼吸の乱れや手の震え
身体が熱くなる感覚に
気づけるようになります

すると心を理解できるようになるし
絶えず動いていた思考も静まってきます



思考が働くのは注意が逸れたときです

思考が働くのは私たちが不注意なとき
だけなのです

こうはいっても思考はどんなに小さな隙間にも
入り込んできておしゃべりを再開しようとします

でも大丈夫!

思考のおしゃべりが再開したら
その思考に気づくだけでいいのです

思考をコントロールする必要はありません

コントロールすることでではなくて
思考は気づくことで静かになります

※『思考はコントロール不能



一般に教えられている瞑想は
一点に集中することで
思考を沈黙させようとしますが
いかなる固定点もイメージも持たずに
【日常生活において】全方向に
気づいているとき思考は静まります

あらゆることに気づいていること
注視することで思考は努力も抑制も
なく沈黙します

思考が静止しているときだけ
物事をあるがままに見ることができます



つまりそれは...

あるがままの相手を見るから
ちゃんと相手を理解できるし
物事を純粋な目で見るから
物事の本質を掴むことができます

そんなあなただからこそ
事実に即した正しい行動がとれます

つまり..思考が止まないことには
正しい行為、混乱を生まない行為はとれません

だから最初に言ったように
思考の暴走を一瞬で止める
気づき・注視が大事なのです

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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