質問
友達のちょっとした言葉や自分の気に入らない部分など
色々考えすぎてしまって辛いです
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本記事では、あなたが友達の言葉に反応するとき、
自分の気に入らない部分に気づいたときに
心のなかで何が起こっているのかを
順を追って説明し辛い感情の正体が
何であるかを一緒に探究してまいります
繊細さは知覚が正常に機能している証拠
外側のことにも内側のことにも
敏感で繊細なのは知覚が正常に働いている証拠です
ちょっとした友達の言葉に敏感に反応してしまう
という自覚があるということはあなたの知覚は
正常に機能しているということです
繊細な心というのはささいな変化にも
気づくことができますが
鈍く麻痺した心は、わずかな変化に気づける
敏捷性を持ち合わせていないので、
人の気持ちの変化にも自分の心の変化にも鈍感です。
足が痺れた状態では立つことも歩くことも
難しいですし危険ですよね?
同じように鈍い心は危険なのです
ですからまずはあなたが感じていることが
おかしいことではないということを理解しましょう
ただね…
知覚に思考が介入するとややこしくなるので
ここからは思考が知覚にどのように作用するか見ていきます
※『鋭い五感・豊かな感性』
知覚に思考が介入する
友達のちょっとした言葉が気になるということなので
そのときにあなたの中で何が起きているのかを見ていきます
知覚 ←これはあなたが友達の言葉に反応するということ
↓
思考 ←これはあなたが友達の言葉に反応したときに
「嫌味な言い方だな~意地悪いな」というような
あなたの頭の中で流れる音楽
同じように自分の気に入らない部分に触れたとき
あなたの心の中で何が起きているのでしょうか?
知覚 ←わがまま・傲慢さ・意地悪さを見てとる
↓
思考 ←嫌な部分をみた瞬間に「ダメだなあ、性格悪いなあ」
といった思考が働き出す
いかがですか?
このように知覚に思考が介入するときに
あなたは自己嫌悪に陥ったり辛くなったりするのです
※『自分のリアクションに気づく・注視する』
生き辛さの原因はあなたの思考!?
あなたが辛くなるのはこのように
感じたものを批判・判断・評価する思考が働くからです。
感じたものをジャッジするあなたの思考があなたを不快にしている!
ということに気づきましょう
知覚に思考が入り込んで辛いという感情が芽生える
ことがわかるとあなたは自分の思考に注意を払うようになります
感じたものを感じたままで終わらせると
~それは思考を介入させないということですが~
感じたものが辛いという感情に姿を変えることはありません
※『思考が感情に命を吹き込む』
思考の動きに注意する、注視する
思考の働きを注視すると、思考は止みます
このときあなたは純粋に感じるだけで
そこに思考の干渉はありません
これまで思考の介入によって感じていた
不快な気持ちが頭をもたげることはないのです
上手く伝えられているでしょうか?
不快な感情から自由でいるためにあなたがやることはただ1つ
思考を注視することです
※『思考に気づくと思考は止む』
『思考を見つめて苦しみから脱出する』
いざ実践
① あなたは他者の心ない言葉に反応します
①の直後にあなたの思考②がおしゃべりを開始します
② 「失礼な奴だなー」 or 「言い返そうかな」or
「こっちの態度に問題があったのかな?」or
「相手を否定しないようにしよう」
①にとどまることができれば
②に進むことはないので
辛いという感情は生まれません
ただ①(自分の反応)にとどまれなかったとしても大丈夫!
反応を注視し忘れて②(思考)が暴走したとしても
注視すれば思考は大人しくなるので
思考から生じる感情は生まれません
そしてそして…
思考を見つめることを忘れて辛くなっても大丈夫!
辛いという感情をありのままに見つめると
それは霧のように消えてなくなります
※『感情を見つめる』
『感情から逃げないで感情にとどまる』
まとめ
いかがでしたか?
こちらの記事では友達のちょっとした言葉や
自分の嫌なところが気になったときに
どうしたら不快な感情を抱かなくてすむかを紹介しました
・感じること~知覚~は悪者ではないこと
・友達の言葉ではなくそれに反応した自分をみつめることで
不快な感情に支配されずにすむこと
・思考から感情は生じること
・たとえ不快な感情を抱いてしまったとしても
見つめるだけでサヨナラできること
これらのことをあなたがきちんと理解すると
「友達の態度や言葉にイライラ・モヤモヤして辛い」
「自分の気に入らないところをみて落ち込んでしまう」
といったことはなくなります
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