不安を一掃する:思考(不安)を注視する

2020/01/31

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質問

何もかも上手くいかないような不安に襲われたら、
どうやって対処すればいいですか?



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私たちはいま感じている不安という、
不快な状態から一刻も早く抜け出したいと、
不安への対処法を見つけ出そうとしますが、
感じている不安を見つめることの方が重要です。

不安への対処法を探し求めるという行為は、
不安という事実から離れることになるので
それは現実逃避です。

しかし事実(不安)から逃避せずに、
事実にとどまると不安は解消されます。

ではまず不安の正体を明らかにしましょう。






不安の正体



不安に襲われるとき、あなたはどういう状態ですか?

そのとき様々な考えが頭の中をグルグル回っていませんか?

不安に襲われるとき、
あなたは未来や過去についてアレコレ考えている筈です。

まだ起こっていないこと(未来)、過ぎたこと(過去)について、
思案することであなたは不安になるのです。

このように不安(事実)から逃げずに不安を観察すると、
思考が不安を生んでいることがわかります。








思考が働いている ≠ 現在(いま)に在る



過去や未来について考えているとき、
あなたは現在(いま)に在ることができません。

勿論、あなたの肉体は現在にありますが、
意識は過去か未来に飛んでしまっているので、
あなたの意識は現在(いま)を在るとは言えません。

つまり不安はあなたが現在(いま)を生きてないときに、
生じるものなのです。

過去や未来に意識が飛ぶとき、
過去や未来について思案するとき、
不安は生まれます。

このように不安に襲われるときには
必ず思考が作動しているので、
思考の動きを注視することが
不安を一掃する鍵となります。

思考を注視すると思考はピタっと止みます。
そして思考が止むと、
あなたは現在(いま)に在ることができます。

現在(いま)に生きることができれば、
不安を感じることはありません。

ですから不安に襲われるときの思考を注視して、
不安から自由になりましょう。



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