昨日の記事がわかりにくかった、
というお言葉をいただきました
昨日は感情はどのように生まれるか
について書きましたが今日は
分かり易さを目指して書いてみます
昨日の記事:感情からの自由
友達の心ない言葉に激怒したり
上司の態度『ムカつくー』とか
友達や家族の何気ない一言に、
引っかかることってありますよね?
その瞬間、そう感じるわけです
その感覚は否定できません
身体がリアルに反応しているのですから..
怒りで顔が真っ赤になったり
大勢の人を前にして
緊張で声が震えたりというのは
身体の自然な反応です
このような身体の自然な反応は
あなたがその感覚にとどまれば
長くは続きません
しかし殆どの人は
1分にも満たないこの感覚を
1日中、いえそれ以上引きずります
次の日も、その次の次の日も
相手に言われたことを覚えていて
その時の気持ちを手放しません
忘れてなるものか!と(怒)
例えば怒りという感情
怒りが続くのはせいぜい30秒ですが
殆どの人はもっと引きずります
感覚は30秒位で収まるはずなのに
怒りはなぜ続くのでしょう?
それは私たちが怒りを何度も何度も
頭の中で再生するからです
大切な人と楽しい時間を
過ごしていても
その日にあった嫌な出来事を
思い出してまた嫌な気分に
なったことはありませんか?
どんなに腹立たしい想いをしたかを
友達に話しているうちにその時の怒りが
再熱したことはありませんか?
お風呂に浸かっているとき
読書をしているとき
食事をしているときに
今日の出来事を思い返して
怒りの炎が再び激しく
燃え上がったことはありませんか?
しかし......
思い出して燃え上がる怒りは
今朝の怒りとは違います
今朝の怒りはリアルな知覚でしたが
今感じている怒りは
思考による記憶の再生によって
生じたものでリアルではありません
※『リアルな感情に出会う』
を併せてお読み下さい
このように30秒ほどの感情を
人は何日も何ヶ月も何年も
引きずるのです
誰がしているのでしょう?
それは私たちの思考です
過去の不快な出来事を思い出して
私たちに過去の感情を味わわせて
いるのは他でもない私たち自身の
思考です
これを無意識に何回も繰り返しているため
人は深い深い悲しみ・苦しみを背負って
生きているのです
過ぎた過去を背負って生きているのです
憎しみや嫉妬、悲しみや苦しみ
怒りや恥辱、失恋の痛み、恨み、後悔 etc..
※『凝り固まった心』
『パターン化された心』
を併せてお読み下さい
あなたの感情を調べてください
今朝抱いた感情を今も引きずってませんか?
1分経っても続いている感情は
どれもあなたの思考の産物です
思考が感情を強めているのです
感情に命を吹き込んでいるのは
思考なのです
しかしそれはリアルな知覚とは
違います
たった1分しか持たない感覚に
思考が命を吹き込むことによって
何十年と生き続ける感情は
あなたの心の中でいま
起こっているものではありません
このことが血となり肉となると
あなたは思考に注意を
払うようになります
感情が生まれる瞬間に敏感になります
自分で自分の感情を強めていることが
分かるようになります
するともう感情に左右されません
勿論、知覚はこれからも起こります
誰かにイラっとしたり
何かに恐怖を覚えたり
急に不安になったりということが
なくなるわけではありません
しかし引きずらなくなります
感情を翌日まで持ち越さなくなります
もし持ち越している感情に気づいても
それはリアルな感情ではなく
思考の産物だとわかるので
それを真に受けて
動揺することもなければ
感情に流されることもありません
こうして感情から自由になります
もう1度いいます
あなたは知覚から
自由になるのではありません
感情から自由になるのです
感情から自由になると
昨日怒りを感じた相手を前にしても
昨日の感情に振り回されず
目の前の相手と接することができます
今日の相手を過去に曇らされてない
新鮮な目で見ることができます
※『色眼鏡を外す』
『判断しないで観察する』
を併せてお読み下さい
こうして毎回、毎瞬、現在〈いま〉を生きます
過去に囚われることなく
感情に囚われることのないとき
あなたはようやく
現在〈いま〉に出会います
過去という感情から自由なときのみ
あなたは現在〈いま〉に
生きることができるのです
それはつまり、過去に染まらない行動
感情に流されることのない行動を
とることができるということです
現在〈いま〉という瞬間に
主観を落として適切に反応します
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