感情から逃げないで感情にとどまる

2020/05/27

気づき 観察 恐怖 孤独 空しさ 苦しみ 悲しみ 理解 洞察 事実

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✓ 両親に愛されなかったから..
✓ 人に否定されてきたから..
✓ 恋人が○○するから..
✓ 友達が○○だから..
....だから自分はこうなんだ




私たちは自分の感情や性癖を
人や環境のせいにしがちです



✓ イライラさせるのは相手が悪い!
✓ 愛されないのは両親のせい!
✓ 否定されてきたから
  自分を好きになれない!
✓ 自信が持てないのはイジメのせい!
✓ 嫉妬するのは彼が不誠実だから!

両親の愛情を得られなかったかもしれないし
恋人や友人に過去にひどい仕打ちを
されたのかもしれない



しかし...

周りの人や環境のせいにしている限り
あなたは自分自身の感情や行動に
責任が持てないのではないですか?

あなたの感情にはあなた自身に
全責任があるのではないですか?

※『問題を丸投げする



悲しみや痛みはどこで感じるのでしょう?

あなたの内側ではないですか?

痛みや苦しみや悲しみを感じているのは
あなたの心ではないですか?

喉が締めつけられるような感じ
お腹や胸の辺りがドンと重くなっているのは
他の誰でもないあなた自身なのです

心の反応を放置したまま他者を責めても
あなたの痛みが消えることはありません

※『感情が生じる場所



自らの感情や行動に責任を持たないかぎり
悲しみや苦しみから自由にはなれません

だからあなたが感じている苦しみや悲しみは
あなた自身に全責任があることを
理解しましょう

これが不快な感情から自由になる第一歩です

※『感情からの自由1』『感情からの自由2



自らの感情や行動に責任を持つようになると
意識は他者ではなく自分に向くようになります

自分の内側を観察するようになります

傷ついている心、嫉妬している心
怒りや憎しみでいっぱいの心に
意識は向かいます



ただ自分の心の醜さから目を背けたり
批判したり正当化したりしていると
あるがままの心を観察できないので
気をつけましょう

大音量で音楽が流れている場所で
勉強することが難しいように
批判や正当化といった思考の音楽が
頭の中で流れているとき
心を観察することはできません



心を歪みなく観察するには
思考に沈黙してもらわなくてはなりません

なので思考がアレやコレやと騒ぎ始めたら
思考のお喋りを注視しましょう

注視すると思考はピタリと止むので
心をありのままに観察できるようになります

※『思考に気づくと思考は止む
  を併せてお読み下さい



心の動きを観察できるようになると
心を理解するようになります

ですから心が寂しくて
悲鳴を上げているとき
嫉妬で狂っているとき
怒りや憎しみで激しく
波打っているときには
心の声に耳を傾けましょう

心が語りたがっていることを
聴いてあげるのです

感情をコントロールするのではなく
ゲームや遊びで紛らすのでもなく
心をしたいようにさせてあげると
心はあなたに聴いて欲しいことを
語り始めます

※『寂しさには伝えたいことがある
  を併せてお読み下さい



こうして心の奥底に恐怖が潜んでいること
とても深い寂しさや悲しみがあることを
あなたは理解するようになります

心は実はとても素直で単純なのです

表現したかったことを表現し終えると
心は満足して澄み切った湖面のようになります
ですから心に生じた感情をかき消そうと
しないで傾聴しましょう

※『聴く・注視するということ
  を併せてお読み下さい



しかし人は心の叫びを聴こうとしません

心が痛み始めると必死で逃れようとします

セックスやゲームやテレビで心を忙しくして
痛みを感じないようにします

しかし心はあなたに聴いてもらえるまで
様々な感情に姿を変えて
あなたに語りかけて来ます



私たちは一時的に感情から逃げることで
実は苦しみや悲しみ、孤独や恐怖から
自由になるチャンスを逃しているのです

心が疼いているのだとしたらそれは
あなたが心の声を無視してきたからです

ですからこれからは心の叫びを無視したり
別の活動で覆い隠そうとせず
心の叫びを聴いてあげましょう

生まれてくる感情とその都度向き合うと
不快な感情が心にたまることはないので
心は軽く自由になります


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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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