影響されない、左右されない、染まらない心の秘訣は「気づき」にある

2020/02/26

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質問

心が腐った人と接すると接した人まで心が腐り
心が綺麗な人と接すると接した人の心まで
綺麗になるものですか?

        =====

もしそうなら心はカメレオンのように
相手によって変化することになります

純粋な心が本当に外部の影響を受けるのか
これから一緒に調べていきましょう

どんな人からも学ぶことはある


私たちはどのような人からも学ぶことができます

不純な心の持ち主からは、不純な心が
何をもたらすかを学ぶことができるし
心が綺麗な人からは純粋に生きるとは
どういうことなのかを学ぶことができます

しかしもし私たちが不注意であるなら
誰からも何も学ぶことはできません

目の前の相手を見ているつもりでも…
話を聞いているつもりでも…
自分の思考や感情に囚われていると
それが邪魔してあるがままの相手を
見れないので新たな発見をすることも
ないし学べることもありません

では不注意な状態とはどういう状態でしょうか?

不注意な状態とは…


自分の感情や思考に囚われると
外側の変化に敏感に反応することはできません

意識が思考や感情に向いてしまって
相手の心の微妙な変化に気づくことはできないのです

あらゆることに気づいていない状態というのは
間違いなく私たちが不注意のときなのです

※『気づきの大切さ
 『注視が自我を焼き尽くす

自分の心を汚すのは自分


相手のズルいところや意地悪いところを見て
相手に対する嫌悪や不満でいっぱいのとき
あなたの心はざわざわしているので
あなた自身の感情・嗜好によって心は汚れます

つまり…

あなたの心を汚すのは相手ではなくあなたです

相手の不純な心があなたの心を不純にするのではなく
相手に対するあなたの憎しみや憤りがそうするのです

※『思考(思い込み・判断)があなたを傷つける
 『友達の態度や言葉にモヤモヤして辛い・・・その正体は思考

汚れに気づいたらそれを注視しよう


心の汚れに気づいたときにその相手の言動を注視するなら
見つめているあいだあなたの思考は作動しないので
あなたの心は汚れません

また、キレイな心の持ち主と接するとき
自分と比べて落ち込んでしまったり
彼/彼女に対する嫉妬や憧れという想いで
心がザワザワしはじめると、私たちの心は
自分の感情によって汚れます

注意を払っている最中、思考は作動しない


しかしもしこのとき、あなたが彼/彼女の
心の美しさをただ眺めることができたら
嫉妬や不満の生みの親である思考が
作動することはないので心は汚れません

つまり…

相手の心の状態に影響されるのは
私たち自身の思考がアクティブのときだけであり
私たちの意識・注意が相手ではなく
自分の思考に向いているときなのです

思考が作動しているときには
相手を見つめられないばかりか
そのとき生まれた感情は思考によって
強化されるので感情に応じて心は変化します

しかし思考の働きをしっかり理解すると
あなたは思考に今までにない注意を
払うようになるので心が外部の影響を
受けることはなくなります

※『止まない思考に気づく
 『思考の正体をつかんで手放す

影響されない・左右されない・染まらない精神


精神が注意深く繊細で静かなとき
~あらゆることにアンテナを張っているとき~
相手にも自分の心の変化にも気づけるので
思考や感情の邪魔はありません

思考という邪魔が入らない心は
静寂さを保つことができるので
穏やかな心が相手に影響されることはありません

一方、眠り込んでいる精神は簡単に
自分の思考や感情に呑み込まれてしまうので
相手を注視することはできず、心は
自分の考えや感情の色に染まります

ですからあらゆる出来事に気づいている俊敏さが必要です

意識が全方向に向いていることが大切です

注視することさえできれば、
思考が暴走することはないし
思考が静かなら心が外部の影響を
受けることはありません

鋭敏で目覚めている精神は川の流れのように
いつも新鮮で腐敗することはないのです

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☆☆

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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