あなたはいま、孤独を感じていますか？
言いようのない孤独を感じることはありますか？
まるで世界からひとり取り残されたような
孤立感はありますか？
今回は孤独の中身を調べていきます
そして本記事を読み終わるころには
孤独から自由になっていただきたいと思います
そのためにもただ読み進めるのではなく
全注意を読むことに注いでください
孤独についてのあなたの持論は捨てて
これから一緒に孤独の正体を調べていきましょう！
「あなた」や「わたし」の意識はない
大切なのは私たちが全人類と意識を共有していることを
事実として見ることです
変なことをいう人だと今、思いませんでしたか？(笑)
その思いを捨ててもう少し読み進めてください
私たちは外見は違えど似たような苦しみや悲しみ
怒りや喜びを抱いていますし野心や理想、信念や
夢を持っています
何が言いたいかというと私たちの考えること
感じること、追い求めるもの、抱える問題は
似たり寄ったりだということです
姿形が違うので意識も1人1人分かれていると
錯覚しがちですが意識の中身をよく調べてみると
私たちは世界中の人と意識を共有していることがわかります
苦しみはあなただけの苦しみではなく人類の苦しみであり
孤独はあなただけの孤独ではなく人類全体の孤独なのです
※『あなたの意識は全人類の意識である』
『「あなた」や「わたし」の意識はない』
思考が分離を築く
思考は「わたし」と「あなた」は違うという観念を築き上げました
思考が私とあなたの間に線を引いたのです
私の身体はあなたとは異なり私の顔はあなたとは違うから
当然のこととして思考は私たちを心理的に分けたのです
生化学的な相違を心理的な領域に応用したのです
私の苦しみはあなたの苦しみとは別であり
私の悲しみはあなたのそれとは違うというように...
こうして「私の苦しみは他の人より深刻だ」
「この悲しみは誰にもわからない」と私たちは言うのです
これが思考の作り上げた観念だということを
あなたは見てとることができますか？
この事実を見ることが孤独から自由になるための
第1歩でありおそらく最後の1歩です
この事実～個人の意識というものはない～を
あなたはちゃんと見れていますか？
それはあなたにとって事実ですか？それとも概念ですか？
概念ならあなたはこの先には進めません
あなたには孤独を理解することはできません
なぜならあなたはこれから調べる孤独を、
［自分の］孤独としか捉えることができないからです
断片を観察しても全体を理解はできないように
あなたという個人に限定された孤独を調べても
孤独の全構造を理解することはできないのです
パズルの1ピースをどんなに見つめても
パズルの全貌はわからないように…
関連記事：断片と全体
思考の虚偽をみる
全人類が同じ意識を共有しているという事実を
私たちが理解するとどうなるでしょうか？
そのときにあなたが調べる孤独は
あなたという個人に限定されていません
あなたは全人類の孤独を調べることができます
意識を共有していることを理解したあなたは
あなたが感じている孤独ではなく、
孤独そのものを調べることができるのです
そしてこのときのあなたには探求する情熱があります
というのは同じ意識を共有していることを理解するとき
私たちには力が湧いてくるからです
自分が感じている孤独をみんな感じていることがわかると
自分の中に流れている意識は強力であることが感じられ
とてもエネルギッシュになります
孤独を感じるとき心に何が起きている？
世界からひとり切り離されたように感じるとき
私たちに一体何が起きているのでしょう？
孤独を感じるとき私たちは自分のことばかり
考えてはいませんか？
自分のことで頭が一杯ではありませんか？
例をあげましょう
あなたは砂浜にいて砂山を作っています
砂を積み上げて砂山が高くなると、
頂上は地面からどんどん離れていきます
砂山の頂上をあなた、地面を他者に
例えることができます
砂を積み上げれば積み上げるほど、
あなたは他者から離れていくのです
これはあなたが自分のことを考えるとき
あなたに起こっていることです
自分のことを考えれば考えるほど、
あなたは他者から遠ざかり孤独を感じます
理想のことで頭がいっぱいのとき
あなたは他の誰でもないあなた自身の
理想を追い求めて利己的に行動し
理想という砂山を積み上げています
そうして地面～他者～との距離は大きくなり
強い孤独感に襲われるのです
自分のことばかり考えてきた結果
殆どの人が他者との間に距離を感じており
心のなかは寂しさや孤独感で一杯なのです
孤独をもたらす行為を止める
理想・信念・目標・野心という砂山を、
積み上げることを止めなければ孤独は避けられません
傷つかないよう自分を守る行為も同じです
自己本位に行動するということは
自分の山を高くすることしか関心がないので
あなたは他者から遠ざかり孤立していきます
気づきが孤独を終わらせる
孤独への完全なる気づきが自分勝手に行動する
「わたし」というエゴを焼き尽します
ですから孤独に襲われるときには
自分自身の利己性を見つめましょう
孤独を感じている瞬間に気づくことが大切です
なぜなら孤独に気づくと思考は止むからです
自分のことを考えてばかりいる思考の運動は
注視することでストップします
思考が作動しているときだけ、
あなたは自分のことを考えられるのです
このように孤独への完全なる気づきが、
「わたし」というエゴの運動である思考を焼き尽くします
孤独に完全に気づいていることで、
利己性の根源である思考の運動は止みます
つまり…
【孤独への気づき】が孤独の根源である「わたし」
つまり思考を終わらせるということです
※『思考の暴走を一瞬で止める 『気づき』の力』
思考の静止はエゴの静止
繰り返しになりますが思考が止まると『エゴ』は消滅します
思考が働いているときしかエゴは存在できないからです
ですから思考が静止すると
孤独を感じていた『わたし』も消滅します
このとき何が起こるかわかりますか？
感覚だけが残ります
それはあなたの知っている孤独とは違います
全く別の感覚にあなたは出会います
※『感情を観察すると感覚が残る』
思考が孤独の根源
繰り返しになりますが孤独を感じるときは
思考が活発に動いています
「あーこれ、前に味わった孤独というヤツだ、
嫌だな～どうしよう..」
こんな風に思考は働きます
しかし思考が孤独の根源であることを理解すると
何が起こるのでしょう？
孤独に気づくと思考は止まって孤独も消えることが
わかったらあなたはどうしますか？
注意を払うと思考が止むことがわかりました
思考が止むとエゴも止むこともわかりました
思考が止むとエゴの性質である利己性が
消えてなくなることをあなたは理解しました
利己性が孤独の根源であることが
今のあなたにはハッキリわかっています
するとあなたは次に孤独を感じるとき
十分それに気づくことができます
あなたの孤独への完全なるこの気づきが
孤独の根源であるエゴを焼き尽くし孤独は消えてなくなるのです
※『エゴの正体を理解すると苦しみは消える』
気づいているとき孤独は存在できない
孤独に限らずあらゆる感情についても同じことが言えます
わき上がる感情を全的に注視するとき
感情の背後にいる『エゴ』は消滅します
感情を感じる『わたし』が不在のときには感覚が残ります
これまでは思考が働いていたので
感覚をすぐに思考が包み隠して
それを『孤独』と認識しました
認識という思考の運動が孤独を大げさにしたのです
※『思考が感情に命を吹き込む』
馴染みの孤独とは全く違う孤独!!
あなたは今、孤独に完全に気づいています
感覚を孤独として認識する思考は作動していません
このときの感覚は思考が作動しているときに
思考が命名する孤独とは異なります
冷たいシャワーを浴びた時の感覚を思い出してください
そこにあるのは純粋なる知覚だけで
どんよりとした感情はないですよね？
思考が止んでいるときに感じる孤独は、
シャワーを浴びたときの感覚と同じで
感情を伴わない純粋なる感覚なのです
ご自身で実践して真偽を確かめてください
言葉・描写は、事実ではありませんし
言葉は伝えることしかできません
あなたが自分で試すまではここに書かれたことは
単なる概念ですが実践して自ら真実を見出すと
あなたにとって本記事の内容は事実となります
孤独からの逃避することは無駄
私たちは孤独を感じるとすぐにそれから逃れようとします
しかし本当に孤独から逃げることなどできるのでしょうか？
あなたは自分が感じている孤独と別個の存在なのですか？
それとも…
孤独という性質は、あなたの1部でしょうか？
あなたは孤独そのものではありませんか？
孤独と別個ならあなたは孤独から逃げることができます
対処しようと思えばできます
しかしあなたは孤独そのものなので
あなたには孤独から逃げることなんてできません
あなたが孤独と同じ性質であるとき、
あなたに何ができるというのでしょう？
同じ性質が同じ性質を変えようとしても、
同じ性質にとどまるだけで違う性質に
変えることなどできません
孤独はあなたの一部
孤独が自分であることがわかれば、
孤独をどうにかしようとすることに意味はありません
孤独から逃げたり抑え込もうとしても
あなたが逃げようとしている孤独なのですから
孤独という性質はあなたであることがわかると
『性質』と『あなた』という分離が終わるので
葛藤が生じることはなくなります
なぜならあなたが孤独と別であるときのみ
～分離が存在するところに～葛藤は生まるからです
このことを理解すると孤独に抗うことが
いかに馬鹿げているかに気づきます
どんなに抵抗しようとあなたがあなたであることが
変わることはないからです
そして抗う行為は孤独を強化します
あるがままの事実から離れようとする行為は
あなたを一層苦しめるのです
抗うことの愚かさを理解すると葛藤は終焉します
こうして心に二元性が存在しないことがわかると
孤独だけでなく葛藤からも自由になります
関連記事：非二元・ノンデュアリティについて
まとめ
- 私たちは意識を共有している
- 各々の孤独ではなく、人類全体の孤独を調べる
- 孤独はエゴ～利己性～から生まれる ・思考が止むとエゴは止む
- 思考が止むのは注視するとき
- 孤独を注視すると孤独は止む ・思考が止む→エゴの不在→孤独は消える
- 孤独が消えると感覚だけ残る ・でもこの感覚は馴染みの孤独とは違う
- 思考は孤独を強める
- 私＝孤独 ・二元性はないので『私』と『孤独』の闘いは終わる
- 孤独からの逃避が終わる
- 孤独にとどまることで孤独の正体は明らかになる
ここまで一緒に、孤独を調べてきました
さてあなたは孤独から自由になったでしょうか？
まだならあなたの孤独を見つめましょう
すると完全なる気づきが孤独を燃やし尽くしてくれます
あらゆること～思考や感情～に完全に気づいていることで
あなたは思考・感情から自由になります
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