殆どの人はあるがままにとどまらない
事実にとどまるよりも
幻想や概念に夢中になる方が
楽だし希望をくれるから..
だから人はいつも
何かになろうともがいている
なりゆくことにエネルギーを
注いで生きている
※『事実にとどまる』
を併せてお読み下さい
こういうわけで私たちは決して
あるがままの自分を理解することはない
意識はいつも未来にあり現在にないのだから
あるがままの自分を理解しようがない
だからあるがままの心を自覚できない
だからあなたは変わらない
※『変わるということ』
を併せてお読み下さい
変わらないとはどういうこと?
それはあなたはどこまでもいっても
自己中心的で暴力的で競争心、野心
貪欲さで一杯だということ
私たち一人ひとりのこの利己性が
腐敗した社会を作り出し
戦争や貧困、差別という
深刻な問題を生んでいるにも
関わらず人は変わる緊急性を
感じてはいない
※『世界の混乱は私の混乱』
を併せてお読み下さい
人は利己的な理由でしか変わらない
自らの欲の為なら変わろうとする
しかし戦争や苦しみのない
平和な社会を築くために
変わろうとは決してしない
人は何と愚かなのだろう..
※『利己的な思考』
『競争心について』
を併せてお読み下さい
寂しさに押しつぶされそうな人は
寂しさを見つめるかわりに
幸せを追い求めて彷徨う
自分の寂しさをよく見もしないで
一刻も早くそこから抜け出そうと
仕事や恋人、お金、娯楽に
夢中になりそれが自分を
幸せにしてくれるものだと
思い込んでいる
しかし...
寂しさの根源を知らないのに
どうやって寂しさから自由に
なるというのだろう?
寂しさを理解せずして寂しさから
自由になんてなれないのにネ..
※『悲しみにとどまる』
『寂しさから自由になる』
を併せてお読み下さい
いまの自分に不満がある人は
<完璧>を求めて彷徨う
現在の自分に着目することなく
完璧という概念を追いかける
ここでもまた人は
事実から概念へと逃避する
あるがままの自分から
自らの思考がこしらえた
概念に逃避するのだ
このように私たちはいつも問題を
すり替えるので一秒たりとも問題から
自由になれない
※『今ある問題に直面する』
『問題から自由になれない』
を併せてお読み下さい
変わるのはいつも現在の自分なので
あるがままの自分を見つめなければ
あなたは変わらない
変わるためにやるべきことは1つだけ
それは自分自身を見つめること
このことがわからないから
殆どの人は概念を追いかけて
貴重な時間を無駄にするだけで
変わらないのだ
※『観察するとき人は変わる』
を併せてお読み下さい
ただあるがままの自分にとどまることは
なかなかどうして正直じゃないとできない
なぜならそれは痛みを伴うものだから
自らの愚かさや無知、暴力性
自己中心性をまじまじと見つめ
否定も肯定も正当化もせず
ただそれと共に生きるには
あなたが正直じゃないとできない
※『貪欲さをみつめる』
『腐敗に染まらない』
を併せてお読み下さい
あるがままの自分にとどまることの
大切さを理解しても変わらない人もいる
なぜか?
それは彼らが真剣じゃないから
彼らは快を手放さずして
痛みを取り除こうとしている
不快な感情を取り除くことに
必死なだけで利己性を一掃して
誠実に生きることに真剣なわけじゃない
願望や欲望、執着や依存が
もたらす快感を手放さずして
痛みや不快な感情だけを
取り除こうとしているわけだから
行為そのものが利己的であり
利己性から生じる苦しみや
悲しみから自由になれるハズもない
※『誠実さ』『情熱・真剣さ』
を併せてお読み下さい
暗闇の中にいる人もまた
光を求めて彷徨う
彼らは光を既存宗教に求めたり
真実を知っていると豪語する
人たちに従い生きている
彼らが暗闇の中にとどまることはない
暗闇にいることが苦しくて
一刻も苦しみから逃れようと必死だから
だから暗闇の正体を掴めない
だから自分の心を理解することができない
というのは逃れようとしているときに
何かを理解することなんてできないから
※『沈黙が理解をもたらす』
を併せてお読み下さい
光の方へ導いてくれる人に
たよったり夢中になったり
思想や教義に熱中することで
自分が暗闇(苦しみ)の中に
いることを忘れる
けれどどんなに光を求めても
自分で暗闇を取り除かないことには
暗闇から自由になることはない
どんな指導者もあなたの暗闇を
取り除くことはできない
それはあなたにしかできない
でもこのことにあなたは気づかない
事実にとどまらないから
思考があなたを支配して
あなたは苦しむ
概念に逃避するからあなたは
あるがままの自分を理解できない
自分自身を理解できないから
あなたは苦しみ続けるし一向に変われない
このことを胸に刻んで何があっても
あるがままの自分から離れないようにしよう
そして徹底的に自己観察をしよう
※『注視が自己を暴く』
『ありのままに見る』
を併せてお読み下さい
思考というコメンテーターに
耳を傾けるのではなく
あるがままの自分を観察しよう
どんなに醜くても心を見つめよう
あるがままの心にとどまるとき
あなたは心をすっかり理解して
それは根本的に変容する
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自分を観察し始め、感情に向き合う事を始め、人生で一番、自分を大切に扱っているなと思い始めました。素晴らしい気づきをありがとうございます。
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返信削除なにかに逃避することなく、自分を観察し、感情とも向き合われているのですね。正直な方なのでしょう… 素敵なコメントありがとうございます。
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