結論・観念を手放さないと現在(今)に生きられない

2020/09/07

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A「今」だけに生きられたら
  悩みというものはないはずと
  思うわけですが「今」だけに
  生きられないというのが
  人間の人間たる所以でしょうね

私 そのような結論に至っていると
  決して「今」に生きることは
  できないことをあなたは
  理解していますか?

  それに...

  結論に至っているとしても
  『私は今に生きられない』
  とあなたは言うべきであって
  どうして他の人もそうだと
  決めつけているのですか?

  人間がではなくあなたができないということが
  事実ではないですか?



  他の人もそうだったら
  安心だから敢えて人間は
  と仰るのですか?
  
  今に生きられないのは
  自分だけじゃないと
  そう思いたいからですか?
  
  『人間の人間たる所以』
  と思っていると
  今に生きられない自分に
  不満を抱くこともなければ
  変わる緊急性も感じないし
  自分の過去に埋没しても
  その観念を持っていると
  都合がいいですものね?

  まず誰でもないあなた自身の心を
  よく観察しましょう



  私たちは都合の良い考えや結論、観念を即
  採用します

  安心感を与えてくれるものに
  私たちはすぐ飛びつきます

  ありのままのあなたでいいよ、
  今のあなたで完璧なんだよ
  というメッセージも
  あなたがあなたにとって
  都合のいい観念を取り入れたように
  多くの人が執着している観念です

  ※『あるがままで完璧
    を併せてお読み下さい



  みんな安心したいのです

  聞きたいと思っていることを
  言ってくれる人を
  人は安易に信じます

  しかしそれではいつまでも
  現在ある私たちのままです
   
  現在ある私たちのままとはつまり
  利己的だということです

  ※『安定願望について
   『安定は不安定の中にある
    を併せてお読み下さい
    


  話を元に戻すと...
   
  結論に至った時点であなたは
  問題について調べることはできません

   「今」に生きることは可能なのかどうかを問うて
   精査することはできません

  ※『結論は探究心を殺す
    を併せてお読み下さい



  人生哲学などもそうですが
  ある結論や考えを持つことで
  人は安心感や人生の羅針盤を
  手に入れた気になりますが
  羅針盤なんてないし
  観念を信じることは
  安全どころか危険なのです

  なぜなら観念は古くて
  過去のものだからです

  証拠もなしに信用できる考え方や行動は1つもありません

  ※『生きるための羅針盤
    併せてお読み下さい



  複雑で刻々と変化する問題を
  内包する生をひたすら
  新鮮な気持ちで観察しなければ
  人は生を理解することはできません

  結論に至った精神は湯船に浸かって
  ユルんだ鈍~い精神であり
  物事の本質を見抜けるのは
  鋭利で素早い精神なのです
    
  ※『鋭利な精神
   『繊細であるということ
    を併せてお読み下さい



  結論という眼鏡をかけている限り
  あなたは物事をあるがままに
  見ることはできないし
  全的な注意を払うことも
  できません

  なぜなら既に結論に至っている
  あなたは人生について
  ”ある程度わかっている”
  と思っているのです
  事物に十分な注意を
  傾けることはないから

  あなたは結論という
  鎖につながれているし
  観察も過去に歪められるので
  物事の本質を見抜くことはできません



A 明日への気遣い、将来への気遣い
  過ぎ去った過去への後悔...
  これらがあってこそ人間らしい
  人間なのかなと思った
  ものですから..

私 明日への気遣い、将来への気遣い
  過ぎ去った過去への後悔は
  現在(いま)に生きていない
  人の得意分野です

  今に生きている人には過去や未来にかかずらう
  暇などありません

  今を真剣に生きている人は
  今という川の流れから一時も目が離せないからです


  
  刻々と変わりつづける現在より
  変わることの決してない過去に
  身を置いてあ~だこ~だ
  言っている方がよっぽど楽です
 
  現在はあなたに毎分毎秒
  挑戦状を叩きつけてくるので
  あなたは目覚めていなければ
  今という波に乗り遅れてしまいますが
  過去に埋没している分には
  眠りこけていても何の問題も起こらないから...

  



  思考は過去に安心や安全があると
  錯覚してそうしますが
  過去に浸ることこそ実は危険です

  というのは....

  過去や将来について考えているとき
  今に潜む危険や問題に
  気づくことはできないからです

  車に引かれそうになっても
  過去に埋没しているあなたは
  車の気配に気づきません



  ですからいかなる結論にも至らず
  過去に生きること、思考にうつつを
  抜かすどうなるかを理解することが
  とても大切です

  将来について考えること
  過ぎ去った過去について
  考えることはせっかくの
  現在のひとときを退けること
  だということを自覚すると
  あなたは自然に今を
  生きるようになります

  自覚したときもうあなたには
  選択肢はありません

  ※『選択する人は混乱している
    を併せてお読み下さい



  理解は瞬時の行動を促しますが
  観念はただ思考をアクティブに
  するだけであなた自身を
  変える力はないのです


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  ☆☆


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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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