自我(エゴ)はこうすると止む

良質なドラマや映画があまりないので
個人的に何を楽しんでいるかというと
自然の美しさや衣装の美しさ
色の組み合わせの美しさ
インテリアを楽しんでいると
先日の記事に書きましたが
部分的にそこだけを観ていると
勘違いされる方がいるかもしれない
と思ったので今日はそこのところを
クリアにしていきます

先日の記事：思いやりで溢れるとき
　　　　　　良質な作品は生まれる



再三お伝えしていることですが
部分的に観ることと
全体的に観ることとでは
天と地ほどの差があります

※『部分的観察vs全体的観察』
　　を併せてお読み下さい



ドラマや映画や音楽、
人の話でもそうですがたとえ
退屈してしまうような内容でも
何かを観るときや聞くときには
完全に注意を払うことがとても大事です

生きる上でこれが一番大切
だといっても大袈裟ではありません

どんな説教臭い話であってもですw



完全に注意を払うとは
物事を全体的に観るということです

※『注視する』
　『全体的な気づき』
　　を併せてお読み下さい


完全に注意を払うとき
自己の動きは止むので
完全なる注意を払うことが
誠実に生きる上でとても
重要な鍵となります



ドラマを観るときに
関心のあるインテリアや
衣装だけを観るというのでは
あなたの観察は制限されて
部分的にしか見れませんが
完全なる注意を払うとき
あなたの意識は360°それに向かいます

そのときどうなるかというと....

主観を交えずに観ることができます



主観を挟まないということは
好き嫌いや快・不快で
物事を見ないということです

好きな女優さんが出たときだけ
画面にくぎ付けになるとか
好みの洋服を着ている人だけ
見るというのではありません

このように主観を交えないとき
自己の動きはありません

つまり自己の動きが止んでいるとき
私たちは物事を純粋に見ることができ
純粋に見るということは
あるがままを見ることであり
そのもの全体を見るということです



主観(自己)を働かせないで
観たり聴いたりするとき
私たちはその内容の
薄っぺらさや奥深さを
瞬時に理解します

それは思考による理解とは
全く違った洞察です

※『洞察について』を併せて
　お読み下さい



だから見て聴いているものが
利己性を助長しているものかどうか
あなたには直ぐにわかります

野心や努力、夢や目標を持つよう
促しているものかどうか
ハッキリわかります

同時にそれとは関係なく
自然の美しさや衣装の美しさにも
あなたは十分気づいているので
それはそれで楽しみます



部分的に観察しているかぎり
その観察は私たちの主観、自我の色に
染まるのでそれはあるがままの
観察ではありません

部分的な観察、利己的な観察、
主観的な観察..
どう呼んでも構いませんが
これを避けるためには
対象が何であろうとそれに
全注意を向けることです



それが花であれカラスであれ
ドラマであれ流行りの音楽
であれあなたの全注意を
注ぎましょう

友達の愚痴にも上司の無駄に長い話にも
あなたの全注意を傾けて聴いてください

そうすると判断し批判する自己は
はいないので主観に邪魔されずに
話の内容の真偽や話している人の
本質が明らかになります



勿論あなたという肉体は
そこに存在しますしw
あなたの目や耳はちゃんと
機能していますが意見や信念で
ガチガチに凝り固まった自己は不在です

自己のいないということは
思考の運動が静止していると
いうことです

思考は不在です

※『思考の正体』を併せて
　　お読み下さい

このようにしてあなたが
完全なる注意を払って
あらゆることを見つめるとき
自我の運動は止んで
物事や相手の本質は
明らかになります






要は何事に対しても
完全なる注意を払うことが
大切だということです

食べるときにはただ食べ
テレビを見るときは
それに全的な注意を払い
遊ぶときは思いっきり遊び
人の話を聴くときには
内容がどうであれ
意識を100%傾ける

実践してください

自我が大人しくなることに
気づくはずです

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