質問
なぜ自己について理解することが
そんなに大事なのですか？
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自己理解の大切さについては
過去の記事で触れましたが
今回は違う角度からお話しします
※『自己理解の必要性』
を併せてお読み下さい
まずあなたに質問です
悲しみをどこで感じますか？
喜びや幸せはどこで生まれますか？
寂しさや孤独が生じるのはどこ？
怒りや憎しみを感じるのはどこですか？
どれも内部で感じるはずです
しかし多くの人がいつも
外側に解決策を探し求めます
内部をよく見もしないで
聖書や哲学書に答えを見出そうとします
※『解決策は問題を複雑にする』
を併せてお読み下さい
怒りが制御不能なら
コントロール法を必死に探します
そうして見出した解決法が
禅や瞑想というわけです
しかし怒りそのものに
タックルする人はあまりいません
怒りにタックルしなければ
もぐら叩きのもぐらのように
何度も何度も顔を出すというのに..
※『注視すると怒りは消える』
『問題と向き合わないから自由になれない』
を併せてお読み下さい
嫉妬深い人は無執着を実践したり
愛や優しさを育めば
嫉妬は消えると信じて
心の鍛錬法を探し求めます
心を鍛錬することなんて
できないのにね...
※『心は鍛錬できない』
私たちは自分の内部に生じた
感情をどうしたらいいのか
スピリチュアル本や他人に
答えを求めます
このように自らの心に
ダイブすることはありません
※『無執着とは単なる概念』
『観察すると嫉妬は消える』
を併せてお読み下さい
専門家は色々なことを言います
あなたが聞きたいことを
言う人が殆どです
☑ あるがままでいいんだよ
☑ そのままで完璧よ
☑ 自分を責めないで
☑ 自己肯定して
☑ 自分を受け入れて
☑ 自分をもっと愛して
☑ あらゆることに感謝して
※『自己受容について』
『ありのままで完璧?』
を併せてお読み下さい
しかしこのようなアドバイスが
あなたの感情を一掃することは
ありません
だってあなたは自分の心に
生じた感情を見つめるかわりに
答えをくれそうな数々の
専門家やスピリチュアル本を
渡り歩いているのだから！
※『解決法を探すことは逃避』
を併せてお読み下さい
内部で起こっていることは
内部を観察しないことには
理解できないし理解できないことを
解決することはできません
事件は会議室で起きてるんじゃない
現場で起きているんだ！
このセリフが頭をよぎりましたが
あなたの感情は専門家の心ではなく
あなたの心に生まれたのですから
あなた自身の内部を見つめないことには
処理はできないのです
外側で起きていることは
どんなことでも
あるがままの事実ですが
それを自己流に解釈して
怒ったり憎んだりと
忙しくしているのは
思考つまり利己性です
真実はいつも1つなわけですが
それを咀嚼して消化するのは
私たち一人ひとりの利己心であり
この利己心を一掃しないことには
真実をありのままに見ることは
できないのです
心が不純なら
真実は曇って見えないし
透き通っていれば
真実を見てとれます
だから自己について理解することが
何よりも大切なのです
繰り返しになりますが
あなたの思考・感情のパターンを
刻刻と観察して理解しないことには
物事をあるがままに捉えられないから
自己について理解することが
重要なのです
自我というフィルターが
全てにかかっていると
あなたの見るものは決して
あるがままではありません
それは自分で作った物語の
登場人物に動揺したり
怒ったり憎んだりしながら
生きているようなもので
真実の中にある美しさを
捉えられないのです
※『主観を落とすと真実に会う』
を併せてお読み下さい
ですから心の埃を取り除きましょう
埃とは自我です
自我を取り除くには
自己観察が必須です
自己観察なくして
自己理解はないし
自己理解なくして
物事の本質を見抜くことは
できないのです
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