事実を見つめると心はブレない

質問

どんなことがあっても、
ブレない強い心を持つにはどうすればいい？



事実にとまることです。

事実にとどまり、
ありのまま見つめることです。

事実を見つめることができれば、
心がブレることはありません。

事実を見つめているとき、
何が起こるか、
一緒に調べていきましょう。

事実にとどまる、注視する

事実を注視すると、どうなるでしょうか？

さぁ、ご自身で確かめてください。

事実を注視すると、思考はどうなりますか？

あなたの思考は静かになりませんか？

事実を注視するとき、
事実を歪曲する思考の運動は止みます。

心は思考に乱される

思考が静かなとき、
心が外側の出来事に動じることはありません。

事実を解釈する思考が、
いつもあなたの心をかき乱しているのです。

あなたの心は思考によって、
乱されているのです。

事実を独自の視点から解釈する、
思考の言い分を真に受けて、
あなたはイライラしたり、
悲しんだりしているのです。

批判されるときの、私たちの反応

批判されたとします。

このとき批判されたということだけが事実ですが、
思考はあなたを批判した相手を、
何度も何度も心の中で激しく批判し軽蔑し、
相手に対する嫌悪感、怒り、憎しみは、
その都度、強化されていきます。

これが批判されたときの、
私たちの反応です。

思考が私たちの気分を害するのです。

事実を見つめるとどうなる?

では、批判されたときに事実を見つめると、
どうなりますか？

相手の主張が事実である場合、
あなたは事実に傷つくことはありません。

二重まぶただね、と言われてそれが事実なら、
何故、傷つかなければならないのでしょう？

そしてもし、相手の主張が事実ではないなら、
相手の言葉がどんなに酷くても、
事実ではない言葉に腹を立てたり、
傷つく必要はどこにもありません。

背が高いのに低いと言われても、
事実とは違うので、
傷つかないのではないですか？



もう一つ例を..

デブと言われて、それが事実だとします。

太っていることが事実なのですから、
あなたが傷つくことはありませんが、
もしも太っていることを気にしていて、
あなたが今の身体に不満なら、
食事や運動を改善すればいいだけのことで、
事実を指摘した相手に怒りを感じたり、
嫌悪する必要はありません。

思考は相手に何としてもリベンジをしたいので、
あなたに色々なことを囁きかけてきますが、
事実を注視することによって、
あなたは思考を遮断することができます。

理解すると心はブレない

このように事実を見つめていけば、
心がブレることはありません。

頭の中で流れる音楽を私たちは、
本当のことだと信じがちですが、
思考は事実を脚色するし、
事実と違うことを語るものです。

この思考の動きを理解さえすれば
コロコロ変わる思考の主張に
一喜一憂しなくなります

なぜなら殆どの思考の主張が、
虚偽であるということ、
思考は頼りないものだということが、
今のあなたには、明らかだからです。

ですからご自分の思考の動きを観察して、
思考の構造を理解しましょう。

あなたの理解が、ブレない心をもたらします。

思考に支配されると心はザワついて、
事実を把握することが困難になりますが、
動揺している際にもあなたが辛抱強く、
事実を注視するなら、物事は明瞭になるので、
心が動揺するようなことはありません。

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