人間関係に必要不可欠なのは細心の注意・ケア・観察である

2020/04/22

エネルギー 情熱 関係 気づき 観察 理解 洞察 事実

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A 私は子供が苦手です。嫌いというのではありませんが、
  子供ってまだまだ視野も狭くて、無邪気だから、
  大人からされた対応に敏感に反応するでしょう?

  大人ならそんなに傷つかないことでも、
  子供は深く傷つくと思うから私にとって、
  子供と接するのは非常にプレッシャーなのです。


私 ご自分の発言をよく観察してください。
 
  普段、人と接するときに、
  細心の注意を払っていないあなたは、
  子供にはそうはいかないから、
  プレッシャーを感じておられます。

  あなたは普段人と接するときに、
  あまり注意を払っていないという事実を、
  この発言に見ることができます。

  細心の注意・ケアは子供に限らず、
  全ての人に対して必要ではありませんか?
  
  人の心というのはとても繊細で、とても傷つきやすく、
  壊れやすいものであることを理解するなら、
  相手が誰であろうと、細心の注意を払うのではないですか?

  繊細な花びらに触れるときのような慎重さや優しさで、
  相手と接するのではありませんか?



A そうですね。自分のものと思って扱えば、
  繊細な人の心を傷つけずにすむのかもしれません。

私 繊細な人に限らずどなたに対しても、
  私たちは細心の注意を払うべきではないでしょうか?

  注意を払うときのみ私たちは、
  相手をきちんと観察することができ、
  観察するから理解することができるのであり、
  理解するから相手と関わることができるのです。

  つまり細心の注意とは、愛であり関心であり優しさなのです

  このような細心の注意がなければ、
  私たちの言動に優しさや愛はありません。

  ですので人と接するときには、子供でも大人でも、
  お金持ちでも貧乏人でも、細心の注意を払いましょう!

  私たちが細心の注意を払うときのみ、
  その対象が何であれ表面的にではなく、
  本来の姿を見ることができるのです。

  酷い人ならその醜さを、優しい人ならその優しさを、
  相手の職業や名声や地位に関わらず、
  ありのままを見てとることができます。
  
  細心の注意が、あるがままを明らかにします。



A しかし全ての人に細心の注意を払っていては、疲れてしまいます。
  そのようなエネルギーが自分にあるとは思えません。

私 殆どの人はなるべくエネルギーを使うまいと、
  相手に対する情報や相手の過去の言動を頼りに、
  相手を観察し理解しようとします。

  注意深く観察するかわりに、
  知識(情報)で観察を補おうとします。

  相手についての取扱説明書を予め作って、
  それと相手を交互に眺めながら関わるというわけです。
  
  このような関係に慣れている私たちは、
  不断の観察が、関係するには不可欠だと言われても、
  そうしている自分を想像するだけで、疲れてしまいます。

  しかし本当に関わるためには...相手を理解するためには、
  取扱説明書をシュレッダーにかけて、
  現在の相手と向かい合って注意深く、
  観察しなければなりません。

  相手について知ることができるのは、
  常に過去のことですが、見ること、すなわち、
  注意深く観察することは常に新たなことです。

  知ることは過去ですが、見ることは現在における活動です

  人間関係とは人と人の間にあるものであって、
  知識と知識の間にあるものではありません。

  つまり関係とは現在におけるものであり
  過去(知識)ではないのです

  ですから現在における関係を築くためには、
  目の前の相手をよく観察しなければなりません。

  こうした鋭利な観察によって私たちは、
  相手の中に新たなものを発見することができます。

  このような関係は、常に新しい関係です。
  これが人と関わるということなのです。

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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