質問
中3です。小6の時、軽いイジメにあいました
それから人のことを信じられなくなりました
今、一緒にいてくれる子も本当は私のこと、
嫌いなんだろうなと思うし、
人の言葉も心に響かなくなりました
いじめられてた頃は、家に帰ると泣いていました
最近はたまに考え込んでしまうことがあり
今日はその日です
なぜ人を信じられないのか…
なぜ過去のイジメをこんなに引きずっているのか..
なぜこんなに苦しいのか分からないんです
もう一生、人を信じられないと思います
これからこの気持ちとどう付き合っていけば
いいのでしょうか？
最近、笑っても笑ってる気がしません
感情を表に出さないようにしてたからか
心から笑うということが分かりません
笑わなければ、と思って面白くなくても
笑う感じです
＝＝＝＝
今、とても辛いですよね
質問文を読んで自分が小学5,6年のころ
一部の女子から無視されていたことを
思い出しました
そのときは学校に行くのが、
嫌で嫌で本当にたまらなかったです
傷ついているのに平気なフリして
”傷ついていない私”を
演じることも辛かった!
だから人を信用できなくなる
気持ちも心から笑えない
というのもよくわかります
愉快じゃないとき
面白くないときには
心から笑えないですよね?
ただね…
あなたのこの質問を読むまで、
私は自分がいじめられていた
ことさえ忘れていたのですよ?
あの頃はすごく辛かったのに
今の今までそのことすっかり
忘れてました!
こんなこと言ったからって
あなたの辛い気持ちが
変わるわけないですが
今の気持ちが一生続く
なんてことはない
ことだけは確かです
でも…気をつけて!
辛い過去の記憶を頭の中で
何度も再現していると
過去を引きずることに
なるのでそうならないよう
これからなぜ過去を引きずって
しまうのか、その原因について
一緒に調べていきましょう
というのは…
根本的な原因をみつけて
それを取り除くことができれば
過去の出来事に苦しめられる
こともなくなるからです
なぜ過去を引きずるの？
過去のことを考え続けていたら
あなたはずっと過去を
引きずることになります
そんなの嫌ですよね？
だったら過去を引きずるのを
止めましょう
ではどうすれば良いのか？
まず…
過去の出来事を考えれば考えるほど
辛い記憶は強化されるので
過去を引きずらないためには
ご自分の思考パターンに
注意を払いましょう
いいですか？
過去を引きずってしまうのは
辛い過去を思い出すからです
【思い出す】とはどういう状態かと
いうと過去の出来事を頭の中で
再現している状態です
つまり…
過去を引きずってしまう理由は
忘れてしまいたい過去の出来事を
あなたが今も脳内でリピートして
いるからです
まずこのことを理解しましょう
過去の辛い出来事が録画されたビデオを
あなたは自分から進んで鑑賞しては
涙し傷ついているということを
しっかり理解しましょう
しかしそれは実際に起こっていますか？
どうでしょうか？
あなたが過去に経験した出来事が
あなたに今、起きていますか？
あなたは現在中3の女の子で
イジメにあったときの
小6の女の子ではありません
過去の辛い出来事はいま
起こっていることではありません
だから辛い過去がいっぱい詰まった
ビデオを鑑賞して当時の想いを
追体験する必要はないのです
このことを理解すると
辛い過去の記憶が蘇って
きそうになったときには
いつでもそれに気づくこと
ができるので辛い記憶に
呑み込まれることなく
ビデオを停止することが
可能になります
※『過去を引きずらない』
思考に注意を払おう
ご自分で気づいているじゃないですか!
「考え込んでしまうと辛くなる」
ことに…
これは何故かというと…
思考が作動すると～つまりそれは
回想することですが～
あなたは過去に感じた悲しみを
また感じることになるから
辛いし苦しくなるのです
つまり思考があなたの悲しみの
犯人だということです
なので今度辛くなったときは…
塞ぎ込んでしまい泣きそうになったら
あなたの思考をしっかりと見つめましょう
すると信じられないことが起こります
思考に意識を向けると
思考は静かになります
注意を払うと思考は止む
思考が止むとはすなわち
過去に録画されたビデオの
再生が停止することなので
現在抱えているあなたの
苦しみは消えます
もう1度言います
あなたが自分の思考に注意を払うと
過去の辛い出来事を再現しつつ
あった思考そのものがストップします
思考のお喋りが止むので
あなたの意識は過去に
引っ張られることはなく
イジメにあっていない
【現在】にあることができます
苦しみの原因であった
思考が作動しないので
あなたが苦しみを感じることは
ありません
※『思考に気づくと思考は止む』
抑制しない
感情を抑えることが習慣になると
自然に笑うということが
どういうことかわからなく
なります
コントロールすることが当たり前に
なると感情だけでなく全てのことを
抑制しようとするようになるので
笑顔も無理に作るようになります
どんなことであれ抑制は
不自然なことなので止めましょう
笑うことも同じです
面白くないときに何も
無理に笑う必要はありません
心にブレーキをかけないように
意識するとあなたの心は
自由になります
あなたの心は外部の刺激に
自然に反応するようになります
風を頬で感じたり
人の笑い声につられて笑ったり…
だから「笑わなきゃ、感情を抑えなきゃ」
などとあなたに指図してくる思考を
全力で無視しましょう
というのはあなたの思考は
あなたがこれまで教えられ
刷り込まれてきた道徳や倫理
常識や「すべき、すべきでない」
という考えに基づいており
あなたの内側から生まれた
ものではないからです
この話をすると長くなるのでしませんが
1つだけ言うと…
思考の指示通り行動するというのは
丸い穴にあなたという四角いクギを
打ち込むようなもので、そこには
必ず無理が生じます
このような心はフラストレーションが
たまっており自由ではありません
自由な心だけが美しさにも醜さにも
敏感に反応することができます
※『敏感・繊細さは美しい』
ですから思考の指示通りに動くのではなく
心の中に流れている波の音に
耳を傾けてください
すると内側から生まれる気持ちに
気づき始めます
この気持ちが自然に生まれるまで
何もせず忍耐強く待ってください
※『思考はコントロール不能』
『感情はコントロールしてはダメ』
無傷で無防備で開いた心は人を魅了する
辛いときにはそれがずっと
続くように思われますが
過去の出来事をその都度
消去していくと過去の傷も
一緒に一掃されるので
心を無傷のまま保つ
ことができます
赤ちゃんを見ると笑みがこぼれるのは
彼らの心が純粋だからです
彼らの心が無傷で無防備で
オープンだからです
ですからあなたが赤ちゃんのように
純粋で開いた心で人と関わるとき
繊細な美しさを感じとれる人なら
誰もがあなたに魅了されます
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