権威・地位・肩書きを求めるのはなぜ?

インハンドというドラマ（9話）を初めて観ましたが
良かったので胸を打った台詞をシェアします



寄生虫専門の科学者・紐倉博士(山下智久)はドラマの中で
言います

『肩書きがなくては己が何なのかもわからんような
　阿呆共の仲間になることはない』と博物学者の南方熊楠は
　言っている。ネイチャーに51本もの論文を書き
　膨大な研究結果を残した彼は、権威を嫌い学歴も
　肩書きもなく組織にも所属せず、生涯独学で研究を続けた
　彼には肩書きなんて堅苦しいものは必要なかったのだ
　だがあんたはどうだ！　地位や肩書きにこだわるあまり
　医者本来の役割を忘れてしまったんじゃないのか？


※『恐怖が権威を受け入れる』
　『執着心が行動を決定する』
　『成功と恐怖：成功が執着・恐怖・不安を連れてくる』

権威に従うときには恐れ・安心願望がある

• 権威なしに様々な事柄をどう対処すればよいかわからない

• 精通している人に従っておけば間違いはない

• 自分より知っている人に任せておけばいい

• 権威に従っていれば安心だ...

地位や肩書きに拘る者には必ず、恐れや願望があります

自分の価値を証明してくれるレッテルを求めるのは
地位や肩書きのない自分でいることに対する
不安や恐れがあるからです

※『快楽と恐怖はいつも隣りあわせ』
　『レッテルを貼ることの危険性』

心が虚しいから外側を飾り立てる

精神的に満たされているなら...
心が貧しくないなら人は外側を
学歴・地位・肩書き・知識・所有物
で固める必要はありません

心が貧しく満たされていないから
貧しさを覆い隠そうとして
地位や肩書きが必要になるのです

※『腐敗に染まらない心』
　『内面の貪欲さを観察する』

権威・地位に拘るとき、精神は腐敗する

自らの野心や願望を満たしてくれるものを
手に入れる為なら私たちは躊躇なく
他人を犠牲にします

野心や願望があれば、必ず誰かに搾取されます

だから権威・地位・肩書きに執着することの
危険を見ていますぐ手放しましょう

そうすればあなたを搾取できるものは
何一つなくなります

求めないとき、あなたが搾取されることは
決してありません

※『権威と保身を見つめる』
　『何かと一体化すると堕落する』

社会の流れに乗るのは簡単だが抗うのは大変

権威・権力・競争・自己中心性という
大きな波に乗ることは簡単です

だって大多数の人がそうやって
生きているわけだから....

一方、そのような生き方の残酷さ・暴力性を見て
大きな流れから離れてひとり立つには
大きなエネルギーが必要です

その潮流が自分をどこに連れていくかを見極めて
利己的な波に乗らずに生きることは
情熱がなければできません

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