恐怖を手放さければどのようなことが起こるか、
一緒にみていきましょう。



あなたが、経済的な不安や恐れを抱いているとします。

するとあなたは必ず、誰かに搾取されます。

あなたの経済的不安を取り除く力をもっている人が、
あなたを利用します。

あなたは、生活を保障してくれる人の言いなりになります。




今言ったことに、異論はありますか?

「いやいや、経済的不安はあるが私は正しくないことは
絶対にしない」とおしゃいますか?

あなたはたくさん迷うかもしれません。

しかし最終的にはあなたの願望・恐怖が
あなたを支配します。

あなたの安定願望・不安定な経済状態への恐怖が、
あなたの行動を決定します。

つまり恐怖を抱いているかぎり、
あなたは必ず権力に屈するのです。


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想像してください!

すべての恐怖を取り除いてくれるという人が目の前に現れたら......

あなたの心は揺れませんか?
彼の提案を、受け容れようかどうしようか迷いませんか?

彼・彼女の頼みなら躊躇しつつ、
グレーな仕事もやってしまいませんか?

愛していなくても、彼との未来を考えませんか?

彼の言いなりになってしまいませんか?

恐怖を取り除くと豪語する指導者やグルを、
権威として受け容れませんか?

彼らのアドバイスに、積極的に従いませんか?

恐怖から自由になれるのならと、
賛同できない規則や信条にも従って生きようとしませんか?


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筆者が言いたいのは.......

どんな恐れでも恐怖があるかぎり、
私たちは必ず搾取さるということです。

不条理なこと・邪悪なことさえ、私たちは受け容れてしまいます。

恐れているかぎり快と不快の間を行ったり来たりする
神経症的行為を繰り返すのです。




誠実に正直に生きたいのであれば、
まずあなたの恐怖や快楽を調べなければなりません。

恐怖と快楽は同じコインの表裏なので、
両者を深く掘り下げるのです。

その性質と構造を、明らかにしなければなりません。

宝石の入り組んだデザインを見るように、
様々な角度から念入りに見つめるのです。

純粋な観察を通して両者から自由になるとき、
私たちはようやく全体的な行動をとることができます。



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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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