無垢な自信とは:自信があなたを傲慢に横柄にしている

2019/06/30

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自信を持つとはどういうことでしょう?

手先が器用だったりスポーツが得意だったり
絵を描くのが上手だったり仕事ができると
私たちの中にある種の自信が芽生えます

しかしこのような自信は今の社会に
おいて賞賛されている才能なので
そこから生まれる自信は今の社会に限定されています

つまりその自信は社会の価値基準から自由ではありません



仕事ができる人が賞賛されない社会なら
あなたが現在もっている自信はもっていられないはずです

つまり...

社会の価値基準に基づいた自信は社会に依存しているのです



牢獄内であなたは一流の科学者や優れた職人になって
自信をもつことができます

現在の社会構造の中で社会を改革する能力を持っていること
~つまりそれは刑務所のインテリアをデザインすることであり、
 リフォームする能力を持っていること~は自信になるかも
しれませんがそれは刑務所の中でしか通用しない自信です





一旦刑務所を出たらその自信は消えます

殆どの人は今の社会で同じことをしています

社会の物差しで図って
自信をもったり失くしたりしています

社会という枠内で自分は特別だという自信を
もっていたり社会改革という重要な役割を
担っていると自負しています

『自分はその辺の人間とは違うのだ』という自負が
透けて見える人だらけです

自信のない人もまた自信をもつ人同様
社会の価値観で判断して自信をなくすのです

しかし...

社会構造という刑務所内にいるかぎり
何をしてもその中を移動しているだけで
真の革命は起こりません

一方...

調査・理解を通してあなたの一部である
社会構造から自由になると先の自信とは
全く異なる自信が生まれます



ここからは私たちがもっている自信が
どのようなものかを見ていきます



あなたがスポーツが得意なら
スポーツに自信を持ちます

学生時代に勉強が得意だった人は
努力できる自分に自信をもっており
この成功体験が現在の仕事に良い影響を
もたらしていることでしょう

異性からモテる人は
容姿に自信を持っています



このような経験を通して生まれる自信には
必ず変な傲慢さ・横柄さがあります

○○をすることのできる私
結果を出すことのできる私
容姿が良い私
何でもこなせる私...

このタイプの自信は人を傲慢にします



『わたし』のもつ自信は常に自尊心に
色付けられます

他の誰でもない『わたし』がやるのだという
感覚は自尊心以外の何ものでもありません

牢獄内で社会改革をもたらすために
結果を出そうと行う活動もまた
自己の傲慢さ・横柄さの表れです

『わたし』がやり遂げたという感覚
『わたし』の理想こそが大事で
『わたし』の団体が勝利したという感覚..

この『私』『私のもの』という感覚は
自信と共に生まれます




理想主義者がいかに傲慢か
あなたは気づいていますか?

悟りを得たと豪語する精神的指導者や
偉大な改革を行った政治家が
慢心する様子を見たことがあるはずです

自らの理想、自らの業績でパンパンに膨れ上がったエゴを...

改革を行っている最中
彼らはエゴを太らせています

厳しい修行を行っている最中
彼らのエゴは膨らみます

あなたのしていることがどんなに崇高であろうと
あなたが社会構造内に限定されているかぎり
その活動は破壊的で最終的には人類に
苦痛と争いをもたらします

なぜなら限定された行いは
必ず矛盾・衝突を生むからです




社会の全構造の本質を見抜いてそこから自由になるなら
~牢獄の壁を突き破るなら~傲慢さに染められない
自信が生まれます

それは幼ない子供があらゆることに関心をもち
挑戦する無垢な自信に似ています



大人になると人は経験を踏まえて
できる・できないを判断しますが
子供はどんなことにもチャレンジします

このような無邪気な自信は
社会構造から離れたとき生まれます

社会を理解するときのみ社会から自由になるので
自分が生きている社会を理解することは
非常に大切なのです

社会を理解するとき人は社会という刑務所から
自由になれます




人生とは絶え間ない挑戦です

新たなチャレンジには
全く新しい応答が必要です

なのにより良い経済構造や改革で新たな問題に対応しても
土台無理なのです

【より】良いという言葉自体、過去の経済構造や
政策との比較から成り立つ言葉であり
過去が土台となった対応は適切ではありません

改革もまた従来の制度を改める..つまり過去が土台となるので
新たなチャレンジに過去に手を入れただけのもので
対応しても適切な対応とはいえません

しかしこれが政治家がやっていることです

従来のやり方に少しばかり手を加え
現在の問題を解決しようとしますが
新たな問題に過去で対応するため
必然的に摩擦をもたらし、
解決策が新たな問題を生んで
問題はキノコように増え続けています




現在の腐敗した社会~他人を蹴落としてでも
 成功しようとする競争社会、思いやりのない社会~
を変えるためには腐った社会構造の外に立たねばなりません

過去に色付けられていない精神で新たな問題、
新たな挑戦に向き合わねばなりません

そのためにはまず人は社会から
自由でなければならないのです

伝統や既存のやり方を背負っていない自由な精神で
新たな問題に向き合わなければならないのです

※『腐敗した社会に生きる
 『自由に生きる:過去からの自由




しかし殆どの人が恐れています

両親も教育者も宗教者も政府も
あなたが真の個人となることを恐れています

なぜなら彼らはこの環境、この文明という牢獄内で
あなたが安全に生きることを望んでいるからです

自分たちが歩んできた道を歩むことを望んでいます

※『個人=分割不可能



しかし個人として立つ者だけが
社会構造を理解することによって
社会から離れ、精神の条件付けに
縛られることなく物事の本質を見抜くことができます

個人として立つ者だけが新しい文明
争いのない平和な文明をもたらすことができるのです

牢獄内でせっせと社会改革を行う人ではありません

彼らにはリフォームしかできません

個人としてしっかりと立ち争いや苦しみのない世界を
熱烈に望む皆さまと一緒に実現したいと強く思います

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真理探究に15年を費やした後あらゆる修行・規律・イデオロギーは不毛であると気づく。以来感覚だけを頼りに思考と感情を刻々と観察しながら自己について学んでいる

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