質問
今、ものすごく恨んでる人達がいます
何らかの報復をしてやりたいぐらいです
ただそういうのは泥沼化するだけなので
何とか昇華できないかと考えています
どうしようもない恨みや憎しみをどのように
昇華したらいいですか?
恨み・憎しみを調べる
憎しみの昇華方法を見出すことよりも、
なぜあなたは憎しみを抱いているのか、
なぜ憎しみを手放せないのか理解することが
大事ではありませんか?
報復まで考えるあなたの憎しみを
調べることが大事ではないですか?
自分の感情にきちんと向き合うことなく
昇華方法をアレコレ考えても
あなたの心に根付いた憎しみは消えないのではないですか?
ですから憎しみがどのようにして生じたのかを
これから調べていきましょう
憎しみはどのように生まれるのか?
相手から過去にされたことを
あなたは現在も覚えていて、
相手の心ない言動を思い返しては、
腹を立てているのではありませんか?
過去の相手の言動に囚われているから
あなたの憎しみは未だに収まらないのではないですか?
過去に負った痛みを覚えていなければ、
あなたは相手を恨むことはできないでしょう?
つまりあなたの憎しみはあなたが今も
過去に囚われている証拠であり
過去の出来事を頭の中で何度も繰り返し再生しては
憎しみを強めているのです
あなたの思考が憎しみを強化しているのです
過去の記憶があなたの憎しみに太らせているのです
思考が憎しみを育むことがわかると
自分の思考に注意を払うようになります
思考を観察する
憎しみの根源が思考であることを
突き止めたあなたは、思考の動きに敏感です
あなたを傷つけた相手と目が合う時や話すとき
相手のことを思い出す時の自らの思考の動きに
十分に気づいていることができます
相手に対する様々なコメント・批判・文句が
頭に次々と浮かんできますが、
その音楽に飲み込まれずに、
思考の音楽を注視することができます
思考の飲み込まれることなく注視すると
思考は止みます。
思考が止むと憎しみは、
霧のようにあとかたもなく消えてしまいます
感情はこのように、向き合うと霧散します
鋭利な自己観察によって、
憎しみや怒りが心に根を張ることを
予防できるのです。
内部を徹底的に調べてあらゆる感情に容赦なく
メスを入れるときあなたは感情から解放されます
人を変えることはできない
私たちは人を変えることはできませんが
自分を変えることはできます。
ですから変えられない相手について思い悩むのではなく
自らの感情を注意深く観察して恨みから自由になりましょう
内なる闇が自己観察を通して取り除かれると
憎しみを昇華する方法など探す必要はないのです
なぜならそのときあなたの内には闇はもう
どこにもなく<光輝いているからです
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