昨日の記事で知識とイメージは
こころの領域において
また人間関係において
有害であるとお伝えしましたが
読者の方から理解はできても
イメージ作りは止まらない
という意見をいただきました
あいかわらず脳内で知識やイメージ作りが
継続しているということはあなたが
知識とイメージを持つことの危険を
事実として見れていないということです
※『イメージを手放さなければ関係は築けない』
どういうことかというと
あなたの理解は知的なものです
頭で理解しただけでそれは
頭と心で、つまり身体全体で
「理解した!」というような
全体的な理解ではありません
あなたの意識を構成している
過去の経験や記憶、知識の1つとして
『イメージや知識が有害である』
ことを付け足しただけです
知識やイメージ、観念が
人を変えることはありません
あなたを変えるのは
事実に対する鋭利な知覚であり
それ以外のものではありません
くどいようですがもう一度言います
知識とイメージが働いているかぎり
真の関係を築くことはできないし
人間関係とは社会を構成するものだから
知識とイメージを手放さないかぎり
世界に平和をもたらすことはできません
知識とイメージを手放さないかぎり
あなたにも社会にも愛はないのです
このことを本当に理解していますか?
※『イメージ作りが真の関係を阻む』
『経験を捨てなければ人と関われない』
理想的な社会体制を築いたって..
素晴らしい政治家が出てきても..
精神性の高い宗教者が現れても..
制度や倫理によって秩序立てても
私たち一人一人が変わらないかぎり
~関係において心の領域において
知識やイメージを作動させているかぎり~
世界に平和も愛もないのです
私たちの内面に根本的な変容がなければ
社会は今あるように冷酷で腐敗したままなのです
このことがあなたにとって事実でしょうか?
それともそれは単なる観念ですか?
観念であればあなたの知識・イメージ作りは
これからも続きます
しかしあなたにとってこのことが事実であれば
その事実にとどまってください
事実にとどまるときあなたはすっかり変容します
事実にとどまるとはどういうことかというと
あなたは知識が作動するとき
イメージ作りが始まるときに
気づいているということです
知識やイメージ作りが精神を破壊している..
あなたを愛のない人間にしていることが
あなたにはハッキリ見てとれるので
イメージや知識が働きだす瞬間に
あなたは自ずと敏感になります
その絶え間ない気づき、徹底的な注視が
イメージ・知識の生みの親である
『自己』を沈黙させます
あなたが事実にとどまるとき
自己は働くことができません
事実にとどまるなら
あなたはイメージや知識から
自由になり他者と本当の関係
優しさに満ちた温かい関係を
築くことができます
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